お知らせ(11.1 更新! NEW!)

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京都は梅雨明けも間近、いよいよ陽光降り注ぐ、夏の到来です。響き館では、9日(土)より、生命の力を最も感じる季節にふさわしい、夏の特別展を開催します。

 

絵本「水の森」(アノニマ・スタジオ刊 2015)は、屋久島在住の画家・高田裕子さんが初めて手がけた絵本。一滴の滴から、長い時を経て、森が生まれていくという壮大なドラマを、100号サイズの大きなキャンバスを用いて、緻密で圧倒的に美しい絵によって描き出します。実際の風景に想像を交えて描くというその世界には、無数の生命や時間を感じとることができ、作者の「生」に対する深い想いやメッセージが込められています。

 

本特別展では、「水の森」の様々な美しいシーンの展示を始め、朗読と映像と音楽による紹介映像(朗読/福山ひでみ)、さらにこの絵本が誕生する過程を美しく撮影した特別映像を上映いたします<注>。展示絵本には、「水の森」にちなんで、「森や木々」「水」「夏」をキーワードに、選りすぐりの絵本をラインナップ。販売用絵本にも注目の新刊が入荷しております。暑い季節ですが、上質の絵本に囲まれて、まるで森の中で森林浴をしているかのような心地よいひとときを、どうぞ響き館でお過ごしください。皆様のお越しをお待ちしております。

 

※会期中、絵本「水の森」をご購入の方に、作者・高田裕子さんの自筆サインとイラスト入りの、特製ポストカードをプレゼントいたします。数に限りがありますので、お早めにどうぞ。

 

<注>

約8分間程度の紹介ムービーの上映と、店主による簡単な解説でお楽しみいただきます。上映時間は随時、お客様の状況に合わせてとなります。できるだけ多くの方にご覧いただけるようにしますが、混雑状況などタイミングによってはご覧いただけない場合もございます。悪しからずご了承ください。

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去る16日(木)、ピアノ弾き語りのミニライブ「絵本と歌の時間」が開催されました。当日は、あいにくの梅雨空でしたが、平日の午後にもかかわらず、たくさんの方がご参加してくださいました。出演は、今回が響き館初公演となった、シンガーソングライターの辰巳央恵(たつみひさえ)さん。開催中の企画展である、台湾の絵本作家・ジミーの「幸せのきっぷ」からイメージした選曲で、オリジナル、カバーを織り交ぜて、全6曲を歌ってくださいました。絵本にちなんで「喪失と再生」「幸せ」「旅」「家族」といったキーワードを予めこちらからお伝えして、そこから辰巳さんならではのプログラムを組んでくださいました。澄んだ歌声で、丁寧に紡ぎだされるその音楽は、まっすぐに聴き手に届き、心が洗われるものばかりでした。オリジナル曲については、作曲に至ったエピソードなどもお話くださって、とても興味深かったですし、またカバー曲は、原曲の良さを引き出しつつ、原曲にはない新しい魅力や発見がたくさん詰まっていました。どの曲にも、丁寧に時間をかけて、ご自身の音楽として昇華されているのがとても素敵でした。

 

響き館は、これまで、クラシックやジャズ、ケルト音楽などのイベントが中心で、ポップス系のイベントは実は今回が初めてだったのですが、やはり日本語の歌や朗読は、とても私たちの感性に心地よく響くものだと再認識させられました。これからも、日本語という言葉を大切にしていきたくなる、そんな素敵なイベントだったと思います。

 

当日はもちろん、準備段階から、真摯に取り組んでくださった辰巳さん、そして、天候のよくない中をお越しくださり、熱心に耳を傾けてくださったご来場の皆様、本当に有難うございました。

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初夏らしい陽気に新緑が眩しい季節、6月16日(木)に、爽やかな歌声とピアノの音色を味わえる、ミニコンサートを開催します。出演は、響き館初公演となる、シンガーソングライターの辰巳央恵さん。開催中の絵本「幸せのきっぷ」特別展に寄せて、オリジナル曲からカバー曲まで、とっておきのセレクションをピアノの弾き語りでお届けします。透明感のある、瑞々しく美しい声と、感性豊かな作曲センスで、真摯に音楽活動をされている辰巳さんは、絵本の学校に通われていたことがあり、現在も時々絵を描かれています。音楽と絵本への愛情たっぷりの彼女ならではの、フレッシュなピアノの弾き語りにどうぞご期待ください。

 

公演当日は、ミニライブに加えて、館内の絵本をゆったりお楽しみいただけるティータイム、台湾の人気絵本作家ジミーによる「幸せのきっぷ」の作品紹介も予定しております。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。 

 

※只今先着順にてご予約受け付け中です。公演詳細とご予約方法は、「イベント」ページをご覧ください。

 

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今月発売の、「月刊京都5月号」の特集「京の気になる本屋さんへ行こう」の中で、響き館を紹介してくださいました。読書離れが進んでいると言われる昨今でも、京都では新しい書店が出来たり、本に関するユニークな動きが見られたり--とても元気な街と言えます。特集では、京都在住の作家さんのインタビューや、書店や出版の未来を探る提言などもあり、とても興味深い内容となっています。響き館は、一般的には「絵本カフェ」に分類されると思いますが、気持ちの中では、ずっと「絵本屋さん」「絵本美術館」の気持ちで6年間続けてまいりました。お客様が、手にとられた絵本に何かを感じとり、心に残る一冊になってくれれば、これほど嬉しいことはありません。

 

尚、「月刊京都」は、何と創刊65年以上も続いている、京都の情報誌。関西だけでなく、全国の京都を愛する方々に、長く読み継がれてきたそうです。今回も、とても丁寧で心のこもった取材をしてくださいました。ご関心のある方は、是非手にとっていただければ幸いです。

 

 

 

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京都は既に桜も開花、いよいよ春の到来です。この4月で開館6周年を迎える響き館は、4月2日(土)より、これからの季節にぴったりの特別展を開催します。

 

絵本「幸せのきっぷ-Kiss & Goodbye-」は、台湾のベストセラー絵本作家ジミー<幾米>が描いた最新作。昨年新潟県でおこなわれた「大地の芸術祭2015」にアーティストとして参加した作者が、JR飯山線アートプロジェクトの一つとして生み出した作品です。両親を亡くした少年が、列車の旅をする中で、線路を走る音を聞きながら、長い間忘れていたことをゆっくりと思いだしていきます。まるで、過去の美しい記憶が、まばゆく輝くトンネルの出口で待っていたかのように――。越後の里山の美しい四季を織り込みながら彩り豊かに描く、癒しと再生の物語には、環境や人間、生命といった、ジミーの全作品を貫くテーマが織り込まれています。

 

本特別展では、ジミーの絵本世界を鮮やかに再現した特製パネル展示を始め、ジミー氏自ら監修・制作した映像・音楽に、響き館が新たに朗読を加えて編集したミニムービー(朗読/福山ひでみ)を上映いたします。展示絵本には、現在入手の難しい作品も含めたジミーの多くの絵本を中心に、「春×旅」にちなんだおすすめの絵本をラインナップ。販売用絵本にも注目の新刊が入荷しております。

  

穏やかな季節、絵本に囲まれた幸せなひとときを、どうぞ響き館でお過ごしください。皆様のお越しをお待ちしております。

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2024.11.23 Saturday