お知らせ(11.1 更新! NEW!)
クリスマス朗読コンサート「絵本とJazzのクリスマス」を開催します。
開館以来続けてきました、絵本の朗読とジャズのコンサートシリーズ「絵本とJazzの調べ」。第9回目となる今回は、「絵本とジャズのクリスマス」と題して。12月14日(日)に開催が決まりました。いつも素晴らしい歌声と朗読で私達を魅了してくださる樋口みづほさんと、各地のライブで大活躍中のジャズピアニスト、西脇敦子さんのお2人が、クリスマスにピッタリな内容で、素晴らしい公演をお届けします。
長く語り継がれるクリスマスの物語絵本の朗読に、賛美歌からジャズのスタンダードまで、クリスマスを彩る名曲の数々---。素敵な絵本の世界を通して、2014年のクリスマスを味わってみませんか。公演後恒例のティータイムでは、館内の絵本をゆったりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。
※ご予約は11月30日(日)正午~ 先着順にて受け付けます。公演詳細はとお申し込み方法は、「イベント」ページをご覧ください。
「京都:コロン」の特集にて紹介されました。
11月20日発行の月刊フリーペーパー「京都:コロン」の特集「クリスマスの美味しい一皿」の中で、「絵本な一皿」として、お勧めのクリスマス絵本を3冊後紹介させていただきました。併せて、響き館のことも紹介してくださっています。クリスマスの贈り物に「絵本」を---とお考えの方も多いことと思います。寒い季節だからこそ、絵本のページをゆったりめくりながら、心温まるひととときをお過ごしいただけたらと思います。12月4日~は、クリスマス絵本の特集コーナーも登場予定です。皆様のお越しをお待ちしております。
秋冬の企画展「気づきの絵本、見つける絵本」を開催します。
古都・京都は間もなく美しい紅葉がピークを迎え、また厳しい冬の季節へと向かっていきます。この秋冬の季節、響き館では、20日(木)より、企画展「気づきの絵本、見つける絵本」を開催いたします。物語の主人公が何かに気づいたり発見したりする作品はもちろん、読者である「大人」が「絵本を通して、何かに気づき、発見してほしい・・・」、そんな願いを込めて、作品を選んでみました。
そんな企画展おすすめの一冊は、「クジラにあいたいときは」(講談社)。「クジラに あいたい ときは まどが いる/ それと うみも」・・・印象的な書き出しで始まるこの美しい絵本は、全米各誌で話題となり、世界11ヶ国語に翻訳されたベストセラー。ジュりー・フォリアーノが綴る言葉は、少し哲学的な主題を含みつつも、まるで詩のように美しく優しい響き。またコルデコット賞作家のエリン・E・ステッドの描く絵は、精緻な鉛筆画とリノリウム印刷技術を用い、繊細で洗練された美しさに溢れています。静かで豊かな時間がゆったりと流れる中、主人公と一緒に、読み手もまた「気づき、発見する」ことのできる、そんな素敵な絵本です。
じっくりと絵本を味わうのにピッタリな秋冬の季節、絵本の世界を通して、「気づきと発見」の旅に出てみては如何でしょうか。
※秋冬の企画展では、並行して、とっておきのクリスマス絵本、冬と雪の絵本も展示いたします。クリスマスの贈り物に絵本をお考えの方も、どうぞお越しください。
絵本「わたしは樹だ」原画展-たくさんのご来場ありがとうございました!
響き館における、初めての絵本原画展「わたしは樹だ」が無事終了いたしました。信州の「安曇野絵本館」や「えほんミュージアム清里」で、絵本原画の素晴らしさ、そして大人の心に響く絵本の魅力に初めて気づかされたのが約10年前・・・。以来、多くの素晴らしい原画と接してきましたが、まさか自分がこうして絵本原画を展示し、皆様に見ていただける立場になるとは夢にも思っておりませんでしたので、原画展を無事に終えた今、本当に感慨深いものがあります。約2か月前、とても緊張しながら、届いた原画の箱の梱包を解いた時のワクワク感、そして壁面いっぱいにnakabanさんの素晴らしい原画を飾り終えた時の喜びは、大切な記憶として、この先もずっと忘れられないことと思います。
原画と共に過ごしたこの2か月間。印刷では分からない、色彩やタッチなどから、一枚一枚の絵に込められた画家の心を感じ取る・・・そんな「原画を見る楽しみ、醍醐味」を改めて実感しました。また朗読と映像・音楽を用いて、新しい形で絵本の魅力をお伝えしたり、10月5日には、原画に囲まれた空間で、馬場精子さんによる「わたしは樹だ」の素晴らしい全文朗読を味わったりと、本当に充実した毎日でした。
すっかり響き館の空間に溶け込んでくれた原画の数々とお別れした今、とても寂しい気持ちと同時に、これをきっかけに、また響き館の新しい魅力を作り出していけたら・・・という気持ちで一杯です。今回の原画展の開催に当たり、素晴らしい原画を快くお貸しくださったnakabanさん、「屋久杉」の物語を通して「ホリスティック」という大切な概念に触れるきっかけを与えてくださった、作者の松田素子さん、原画展全般の運営やブックフェアの開催にご尽力くださった、アノニマスタジオの下屋敷さん、そして会期中、響き館を訪れて、じっくりと作品をご鑑賞下さったご来場の皆様に、改めてお礼を申し上げたいと思います。本当に有難うございました。