次回の企画展(「おもいででいっぱいになったら」はしもとみお 絵本原画展)
2025 開館15周年記念 秋の特別開館(事前予約制)
「おもいでで いっぱいになったら」
はしもと みお 絵本原画展
皆様、お待たせいたしました!2025年 秋の特別開館のお知らせです!
今回は、開館15周年記念企画の第二弾として、「おもいででいっぱいになったら」はしもとみお絵本原画展を開催することになりました。生き物の彫刻を創作のメインに、「いのち」を吹き込まれた作品で、今最も注目されている作家のひとり、はしもとみおさんの展覧会がついに響き館で実現します!
「ある日、ぼくの家の木で、なにかがゆれていたんだ。ぼくは、すぐにかみさまだとおもった。」
「おもいででいっぱいになったら」(はしもとみお/作 KISSA BOOKS)は、猫のトムくんの目線で、「かみさま」とのかけがえのない日々を綴った絵本。15歳の時に、阪神・淡路大震災で被災し、その後の人生の選択にも大きく影響した、その時の経験から生まれた作品です。温かく、豊かな色彩の絵と、宝物のような言葉が散りばめられた、13篇からなる「出会いと別れ」の物語には、彼女の「いのち」を見つめる眼差しと人生観が、深く投影されて、見事なまでに美しい芸術作品に昇華されています。大人が、人生のいろんな場面に開き、ゆっくりとページをめくると、その度に新しい発見がある、そんな絵本ではないでしょうか。
会期は10月18日(土)~11月24日(月・振休)。来館予約制となります。会期中は、美しい原画展示に加えて、はしもとみおさんの創作のメインである彫刻作品の中から、「おもいででいっぱいになったら」のレリーフ、また小さな彫刻作品を数点展示します。予約特典付きの絵本の限定販売の他、ご好評いただいている、プロの朗読と音楽、大型スクリーンに映し出される、美しい映像(朗読:森日菜子さん)で、「おもいででいっぱいになったら」の世界をたっぷり味わっていただけます!
日ごとに深まる秋。紅葉のベストシーズンでもある、秋の京都で、皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
【開催概要】
会期:10月18日(土)~11月24日(月・振休)
休館日:火曜・水曜 ※臨時OPENの場合は、改めてお知らせします。
開館時間:14時~18時 (予約状況に応じて変更あり)
※映像上映は、各日15時頃~ を予定。上映時間に合わせて、2時間枠でご予約いただく形になります。
入館料:700円(1ドリンクつき ※美味しいスイーツも追加でご用意)
※お子様連れでのご来館や、館内でのご歓談は、ご遠慮願っております。
【事前予約制につきまして】
感染症対策のため、また映像上映を含め、ゆったりご鑑賞いただけるよう、事前予約制となります。下記、専用の予約ページから、詳細を確認の上、ご予約をお願いいたします。
ご予約はお早めに、遅くとも前日までにお願いします。(「おもいででいっぱいになったら」特典つきの予約(取り置き)も可。おひとり様一冊まで。)
ご予約は、大人2名様まででお願いいたします。
http://hibikikan.com/reservation/event
【関連企画・イベント】
1)プロの朗読と音楽、大型スクリーンに映し出される美しい映像で味わう「おもいででいっぱいになったら」(オリジナル映像) (各日 15時頃 ~ 上映)
プロの声優、ナレーターとして活躍中の、森 日菜子さんによる語りと音楽、大型スクリーンに映し出される美しい映像で、絵本「おもいででいっぱいになったら」の世界を味わっていただけます。端正で瑞々しく、心のこもった美しい語りで、絵本の中に散りばめられた、宝物のような言葉の数々が、心に響きます。
2)「おもいででいっぱいになったら」予約特典つきの限定販売(先着順)
絵本「おもいででいっぱいになったら」の購入予約をされた方には、特製のポストカード、またはリソグラフ印刷によるしおりをプレゼントいたします。数に限りがありますので、お早めにご予約ください。
※来館時に、絵本と一緒にご購入される場合も、特別割引価格にてご購入いただけます。(グッズは、絵本とのセット購入のみとなります。)
・ポストカード(148mm×100mm) 「おもいででいっぱいになったら」の主人公 トムくんの彫刻
・しおり(リソグラフ印刷) はしもとみおさんの愛犬 月くん
<作者プロフィール>
はしもと みお(彫刻家)
三重県の古い民家にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿を木彫りにする。材料はクスノキ。この世界に生きている、または生きていた動物たちをモデルにし、その子にもう一度出逢えるような彫刻を目指している。全国各地の美術館で個展を開催中。
主な著書に「はじめての木彫りどうぶつ手習い帖」(雷鳥社)、「トゲトゲ」(KISSA BOOKS)、「あしたやさしくなれますように」(小学館)、「きみがいるから」「きみとのさんぽみち」(ともに くさかみなこ・文 マイクロマガジン社)などがある。
15歳のときに阪神淡路大震災にあい、夜明けと共に、実家の楠にぶら下がって揺れているミノムシを見て、神様だと思った。数年後、猫のトムくんを保護する。絵本「おもいででいっぱいになったら」は、猫と神様の姿を自分の気持ちと重ね合わせ、その後の10年をつづった実話である。
撮影:かくた みほ