お知らせ(11.1 更新! NEW!)

昨日、ライアー奏者で詩人、小説家の浅山泰美さんをお迎えして、初めてのクリスマスコンサートが開催されました。ギリシャ神話に登場する竪琴をルーツにドイツで生まれた美しい楽器ライアー。「同じ西洋の楽器でも、ピアノやバイオリンとは異なり、(心の)内に向かう音」と浅山さんがおっしゃった通り、楽器の大きさからすると、音量も小さくて控えめな音色。しかし、空気を伝って、まるですぐ傍から語りかけてくるような響きに、すっかり魅了されました。ライアーは1926年南ドイツで創り出された、心身に調和をもたらすための楽器です。当初は「魂の保護を必要とする子供たち」のためのものでした。その音色を聴くと、なるほどと思わされます。コンサートは、クラシックやクリスマスの曲の演奏を中心に、自作の詩集「ミセスエリザベスグリーンの庭に」の朗読や、ライアーという楽器のお話も含め、参加の皆様と対話をしながら、終始和やかで温かい雰囲気でおこなわれました。響き館スタートの年の最後を締めくくるイベントを、心に残る声と音で満たしてくださった浅山さん、そして多数ご参加いただいた皆様、本当に有難うございました!

24日(金)25日(土)の2日間、開館時間を夜8時まで延長し、「クリスマス・キャンドルナイト」を開催します。日没(5時頃)から、館内の照明を落として、テーブルにキャンドルを灯します。またこの期間は、喫茶メニューに加えて、特別にアルコール類(ビール、スパークリングワイン、簡単なおつまみ付)もご用意いたします(アルコール類は通常の開館時間、および26日(日)もご提供いたします)。キャンドルの灯りと、窓の外のイルミネーションを眺めて、ワイングラスを傾けながら、雪やクリスマスにちなんだ絵本のページをめくる・・・ちょっとお洒落な絵本の楽しみを味わっていただければうれしいです。皆様のお越しをお待ちいたしております。(入館、ラストオーダーは午後7時30分です。)

12月23日(木・祝)開催のクリスマスコンサート「ライアーの調べとポエトリーリーディング」が満席となりましたので、急きょ、同じ日の4時から、追加公演が決定いたしました。追加公演はまだご予約が可能です。ギリシャ神話に登場する竪琴をイメージして、ドイツで生まれた美しい楽器、ライアー。なかなか生で耳にする機会の少ない、この楽器の、繊細で優しい音色を是非お楽しみいただければと思います。皆様のご来場をお待ちしております。

本格的な冬を迎え、街は年の瀬の慌ただしさを増してきました。この寒さの厳しい季節に合わせ、響き館では「雪に温まる絵本」と題し、「雪」や「冬」、そして「クリスマス」をモチーフにした絵本を特集しています。一大イベントであるクリスマスはもちろん、寒さが身に沁みる季節だからこそ、人はぬくもりを求めるのでしょうか、今回取り上げた作品も、「雪」や「冬」にちなんだ作品ではありますが、絵本ならではの、私達の心を温めてくれる物語ばかりです。

今回のおすすめ絵本『モミの木』は、アンデルセンによって書かれ、一世紀半もの間読み継がれてきた名作。クリスマスを彩るモミの木を題材にした物語は、アンデルセン独特の悲哀に満ちていますが、今も私達の共感を呼ぶのは、やはり作者の人間に対する限りない愛情が溢れているからでしょう。また、イギリスの絵本画家バーナデット・ワッツによる挿絵も、温かくて、独自の優しい色彩が大きな魅力となっています。

どうか、それぞれの絵本を是非手にとっていただき、この冬の厳しい寒さの中、心温まる物語と出会うひとときとなれば幸いです。皆様のご来館をお待ちしております。

響き館が初めて迎えるクリスマスの休日。来たる23日(木・祝)、ライアー奏者で、詩人・小説家の浅山泰美さんをお迎えして、クリスマスコンサートを開催します。ライアーは、ギリシャ神話の竪琴をルーツに、ドイツで生まれた美しい楽器。まるで人と人が一対一で対話するかのような、その優しく温かい音色は、響き館の小さな木の空間にぴったりです。名前をご存じでない方も、映画「千と千尋の神隠し」の出題歌で奏でられた楽器としてご記憶の方も多いのではないでしょうか。(写真は今回演奏される、ゲルトナー社製のアルトライアー。)今回は、浅山さん初のCDとなる「ミセスエリザベスグリーンの庭に」の完成を記念して、ライアーの演奏とともに、同名の自作詩の朗読を楽しんでいただきます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。(詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」からご覧いただけます。)

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2024.11.21 Thursday