お知らせ(6.8 更新! NEW!)
いよいよ最終週です! 最終日6/5(月)には、前田まゆみさん・ギャラリートークのアンコール開催も!
春の陽気とともに始まった、春の特別開館「オーリキュラと庭のはなし」前田まゆみ 絵本原画展も、いよいよ最終週となりました。大人の心の奥深くに響く、オーリキュラの美しい絵と物語。繊細で温かい原画とともに、是非、お見逃しなきよう、ご来館をお待ちしております。
そして前田まゆみさんからは、うれしいサプライズが!最終日となる6月5日(月)、再び「オーリキュラと庭のはなし」についてお話くださることになりました!こちらは、5月13日に開催し、ご好評いただいたギャラリートーク&サイン会のアンコール開催となります。急なお知らせとなり恐縮ですが、春の特別開館の締めくくりとなるこの日、再び前田まゆみさんを囲んで、温かく幸せな時間となればと思います。ご予約、お待ちしております。(最終日、13:00~15:00 は通常の来館予約も可能です。)
前田まゆみさん ギャラリートーク&サイン会(アンコール開催)
6月5日(月) 15:30~17:30
作者の前田まゆみさんをお迎えし、朗読家・馬場精子さんの朗読と音楽による「オーリキュラと庭のはなし」の映像を一緒に鑑賞後、長い年月を経てこの作品の生まれた経緯や、作品にこめられたメッセージなどお話いただきます。トークイベントの後は、ティータイムとサイン会をお楽しみください。
参加費:おひとり2,000円(ロンネフェルト紅茶つき)
ご予約:5/30(火)15:30~ 下記、ご予約ページより受付(先着 10名)
http://hibikikan.com/reservation/event
(受付開始日時までは、「予約する」ボタンが表示されません。)
※サインは(当日もしくは過去に)当館でご購入の本に限ります。
※席数が少ないので、ご予約は2名様まででお願いいたします。
※アンコール開催につき、前回ご参加されなかったお客様を優先させていただく場合があります。
「オーリキュラの物語によせて 花と愛を歌う、ケルトの調べ 高野陽子 Special Live」、忘れられない公演となりました!
2023年5月23日、響き館に、また、生の「声」と「音楽」が戻って来ました!コロナ渦以降、実に3年ぶりとなる音楽イベントとなった「オーリキュラの物語によせて 花と愛を歌う、ケルトの調べ 高野陽子 Special Live」。美しい絵本の物語と音楽に、目と耳と心が満たされる1日となりました!
「オーリキュラと庭のはなし」朗読と音楽による映像上映(朗読:馬場精子さん)の後、まだたっぷりと余韻が残る中、そっと静かに流れ出したライアーの繊細で優しい音色。そこに、高野陽子さんの凛とした、艶のある美声が重なります。歌われたのは、アイルランド民謡「サリーガーデン」。そう、今日のプログラムは、オーリキュラの物語によせて、「花」「愛」「いのち」「庭」「別れ」「(いのちや愛の)循環」といったテーマでセレクトされた、ケルトの名曲たちです。
「庭の千草」という日本語詞でも親しまれている「ラストローズオブサマー」や「マハラリーの華」など、ライアーの弾き語りを中心にしながら、パンデイレタやシュルティボックスなど、ケルトの民族楽器も披露してくださいました。
ケルトの音楽は、抒情的でどこか哀愁を帯びたものが多いのですが、特にアララダスマリニャス〜マリアソリーニャで使用した、シュルティボックスの奏でる通奏低音は、神秘的で、独特の情感を漂わせて、とても印象的でした。
新型コロナは5類に移行し、感染対策も緩和されたとは言え、この狭い空間に10名以上が集い、歌唱を伴うイベントをおこなうことに、戸惑いや葛藤もありました。加えて、絵本作品の後に、それと調和するプログラムを組む難しさ。たくさんの課題がある中、高野陽子さんは、本当に誠実で丁寧に取り組んでくださいました。響き館での公演は4回目、しかも響き館の原点となった、今はなき「安曇野絵本館」に何度か訪れたことがあり、その空気を肌で知ってくださっている高野さん。コロナ渦以降、初の音楽イベントを何とか成功させたいという強い想いで、気持ちを一つにすることができました。
絵本の美しい絵と言葉と音楽が、調和して響き合う空間を創りたい・・・この日、響き館の原点をまた取り戻すことができたように思います。高野陽子さんはもちろん、平日午後という難しい時間帯にもかかわらず、足を運んでくださり、言葉と音楽に、熱心に耳を傾けてくださったお客様に、感謝の気持ちでいっぱいです。これを足掛かりに、また生の朗読や音楽を皆様にお届けしていけたらと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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春の特別開館も、会期延長分も含めて、残り開館日8日間となりました。オーリキュラの美しい絵と物語に会いに、是非お越しください!
会期:4月21日(金)~6月5日(月) ※会期延長決定!
休館日:火曜・水曜
開館時間:13時~18時(入館・ラストオーダー:17時まで)
入館料:700円(税込み 1ドリンクつき ※美味しいスイーツは追加でご用意できます。)
※特別開館の詳細 → https://hibikikan.com/free/exhibition-2023-a
※来館予約はこちらから → https://hibikikan.com/reservation/event/
会期は~6/5(月)まで延長決定! 前田まゆみさん・ギャラリートークは心に残る1日になりました。
5月13日(土)、この日は、待ちに待った、前田まゆみさんのギャラリートーク。本当に心に残る、忘れられない1日になりました。
当日はまず、響き館制作の、朗読と音楽による「オーリキュラと庭のはなし」の特別映像を、作者の前田さんもまじえて、皆で鑑賞しました。馬場精子さんの端正でいながら情感豊かな語りに、今回はバロックの協奏曲を中心に選曲した名曲たちが寄り添います。制作にはかなり苦労して、時間がかかりましたが、作者の前田まゆみさん、またお客様からも、お褒めの言葉をたくさんいただき、本当に嬉しく、励まされました。
そして映像の余韻が残る中始まった、前田まゆみさんのトーク。彼女の作品そのままの、優しく、率直な語り口に、どんどん引き込まれていきました。オーリキュラという特別な花との出会い、まだ絵を描き始めたばかりの若い頃に描いた、オーリキュラの物語の冒頭のスケッチ、しかし、そこからお話の続き、終わり方が分かった時には、20年以上の歳月が経っていたこと。
前田さんは「この物語は自分が書いた気がしない」「オーリキュラから身の上話を聞いたような感じがする」とおっしゃいます。それはきっと、その20数年間の間に経験した、様々な出来事や感情から、自然と物語が湧き出てきた、ということなのでしょう。
歳を重ねる・・・そこには、もちろん幸せや喜びもあれば、辛く悲しいこともあると思います。トークの中で、前田さんは、人生の中で最も精神的に辛かった時のことを話されました。とても重い内容のお話でしたが、その時「自分が愛するもの」があったことが「生きる力」に繋がったという部分は、本当に素直に心に響きました。それは、前田さんが実際に経験されたことをもとに、率直にお話しされたからこそ、とても説得力があって、深く共感できるものでした。
絵本の中で、オーリキュラも、その生涯の後半に、自分が「愛するもの」を見つけます。そして、そのことが、それまでにたっぷり受け取ってきた愛情に気づき、感謝し、「生をまっとうする」ことにつながっていきます。前田さんが私たちに伝えようとしてくださったことが、オーリキュラという一本の花の、生きる姿に、重なって見えました。
トークの後は、ロンネフェルトの美味しいアイスティーとともに、和やかなサイン会の時間。ここでも前田さんは、水彩絵の具で、美しくサラサラとサインを入れながら、お客様ひとりひとりと、丁寧に会話をされているのが印象的でした。限られた時間でしたが、この日確かに経験し感じたことは、オーリキュラの絵本とともに、きっとこれからの人生に、恵みと示唆を与えてくれることでしょう。
今回、こんな素晴らしい時間を私たちにくださった、前田まゆみさん、当日は途中から雨模様になりましたが、お忙しい中、ご参加くださった多くのお客様、本当に有難うございました。
春の特別開館「オーリキュラと庭のはなし」前田まゆみ 絵本原画展は、~6/5(月)まで会期延長が決定いたしました! そして、5/23(火)には、歌手の高野陽子さんを迎えて、ケルト音楽のライブも開かれます。皆様のご来館、ご参加をお待ちしております。
※特別開館の詳細 → https://hibikikan.com/free/exhibition-2023-a
※5/23(火)15:30~
花と愛を歌う、ケルトの調べ 高野陽子 Special Live
https://hibikikan.com/free/2023-spring-concert
残席、僅少です!
※来館予約・イベント予約はこちらから → https://hibikikan.com/reservation/event/