お知らせ(4.5 更新! NEW!)

 暖かな春の季節も間近に迫ってまいりました。別れと出会い、そして新しいスタートとなることも多いこの季節にちなんで、響き館では、「旅する絵本」と題して、「旅」をテーマにした企画展を開催中です。「旅」と言っても、文字通り日本や世界を旅する作品もあれば、人生という旅、新しい自分や世界を発見する旅、そして生命をめぐる旅まで、実に多様な世界がひろがります。
 今回のおすすめ絵本「とんぼ」は、まさに「めぐる生命(いのち)の旅」を描いた韓国の作品。一匹のとんぼの死を題材に、ある少年の詩が、モノタイプという技法を用いた版画によって、見事に美しい絵本になりました。静かな詩の世界でありながら、色彩と変化に富んだ絵は、むしろドラマティックでもあります。この息をのむほどの美しさは、まさに「絵本」という表現方法だけがなし得る、ひとつの到達点なのかもしれません。
 どうか、それぞれの絵本を手に取っていただき、素晴らしい物語と絵の世界を通して、素敵な「旅」を体験していただけたらと思います。皆様のご来館を心よりお待ちしております。

※尚、31日(土)は、誠に勝手ながら臨時休館とさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

昨日、早春のコンサート「ケルトと北欧の音楽文化を巡る旅」が開催されました。出演は、昨夏のコンサートでも好評を博した、アイルランド音楽のデュオ「生梅」。イーリアンパイプスとホイッスルの中原直生さんと、34弦ハープの梅田千晶さんが、今回も息の合った演奏とトークを展開しました。今回は、アイルランドから更に世界を広げ、スコットランド、フランス・ブルターニュ地方、スペイン・ガリシア地方、そして北欧・スウェーデンまで、広くケルト文化を旅するコンサートになりました。また、豊富な写真映像と、お二人のユーモアたっぷりのお話、そして、参加者の皆様とクイズ、ダンス、コーラスを楽しむなど、工夫も満載で、あっという間の楽しいひと時でした。「ケルト」「フランス」「スペイン」と一口に言っても、実際にはその中の地方ごとに実に独自の文化が根づいていて、今回のコンサートは、まさに音楽を通して、新しい発見がたくさんありました。前回の公演と同様、このお二人のライブの魅力は、何と言っても、お二人の、ケルトという音楽文化にたいする想い、愛情・・・それがライブ全体に溢れていて、アンコールのオリジナル曲が終わった後には、とても清々しい余韻が残りました。普段は関東を中心にご活躍されているお二人ですが、またの関西・京都ツアーも楽しみです。このコンサートに情熱をかけてくださった「生梅」のお二人、また天候の不安定な中、多数ご来場くださった皆様、本当に有難うございました。

3月24日(土)、早春のコンサートを開催することになりました。昨夏の公演で好評を博した、アイルランド音楽デュオ「生梅」が再び来演します。アイルランドの民族楽器であるイーリアンパイプスと、国章にも描かれているハ-プ。アイルランド本国でも珍しいという組み合わせのデュオによる、素晴らしい音色をお楽しみいただけます。今回は「ケルトと北欧の音楽文化を巡る旅」と題し、美しい映像と楽しいお話を交えながら、アイルランド~スコットランド~ブルターニュ~ガリシア~スウェーデンへと、皆様をケルトと北欧の音楽世界にご案内いたします。

 

※ご予約の受付は、10日(土)正午~です。内容詳細、ご予約方法は、メニューの「イベント」をご覧ください。

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2024.04.24 Wednesday