お知らせ(6.8 更新! NEW!)
2月1日(土)より、早春の企画展「絵本の中のちいさな幸せ」を開催します。
まだまだ厳しい寒さの中、時折、雪が舞う京都。しかし季節は目に見えないところで着実に進み、来月には少しずつ春の兆しが見え始めます。この、寒い冬から暖かい春へと向かう季節、響き館では、2月1日(土)より、「絵本の中のちいさな幸せ」と題し、物語を通して、ささやかな希望や幸福を感じ取ることのできる絵本を特集します。社会がめまぐるしく変化し、価値観も多様化する現代を生きる大人にとって、絵本はどこか懐かしく、何か普遍的なもの、そして「幸せ」のヒントを与えてくれる、心の拠り所と言えるかもしれません。
アメリカの絵本作家、M.B.ゴフスタインの代表作「ゴールディーのお人形」は、今回のテーマにまさにぴったりな一冊。小さな手作りの木の人形を、一生懸命彫り続ける職人の女の子ゴールディーが、孤独や悲しみを抱えつつも、ある素晴らしい出会いを通して、自分の仕事のかけがいのない意味と幸せを見出していく物語です。モノクロのシンプルな絵と味わい深い文章で綴られ、「自分が信じる素晴らしい何かのために黙々と働く人々の美しさと尊さ」(ゴフスタイン)を描いたこの愛すべき絵本は、多くの読者からの声に応えて、昨年末に待望の復刊となりました。
少しずつ春へと向かうこの季節、どうか、それぞれの作品を手に取っていただき、絵本と心で対話する中で、自分らしい「幸せ」のヒントを探してみては如何でしょうか。
※1月30日(木)31日(金)は、展示替えのため、休館いたします。
「絵本とJazzの調べ vol.7 ~新しい年の扉をひらく絵本~」を開催します。
2月11日(火・祝)に、開館以来7度目となる、絵本の朗読とジャズのコンサートを開催することになりました。出演は、いつも素晴らしい歌声と朗読で私達を魅了してくださる樋口みづほさんと、関西のライブハウスを中心に活躍中の人気ジャズピアニスト、西脇敦子さん。今回のプログラムは、新しい年のスタートに相応しい、海外絵本の傑作小品集。美しい朗読と、即興ピアノ、そして素晴らしいジャズソングの名曲たち・・・お2人の描く、更に深化した「絵本とジャズの世界」にご期待ください。公演後恒例のティータイムでは、館内の絵本をゆったりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。
※ご予約は、只今、先着順にて受付中です。内容詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」をご覧ください。
「冬と雪の絵本」のコーナーを設けました。
2014年、新しい年を迎えました。響き館は、この4月で開館4周年を迎えます。まだまだ至らない点ばかりですが、これからも絵本を通して、皆様に心地よい時間、空間をご提供できるよう、創意工夫して頑張りたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、先日、今シーズン初めての積雪らしい雪が降りました。ちょうど館内にも、恒例の「冬と雪にちなんだ絵本」コーナーが登場しました。絵本の世界では、「冬」「雪」にちなんだ作品が大変多く、当館蔵書のものだけでも、店内いっぱいに展示ができるほどです。またその作品の多くが、心温まるストーリーが多いというのも特徴です。それは、この寒い季節、絵本を通じて温かい気持ちになれるよう、古今東西の絵本作家たちが多くの作品を生み出してくれたからかもしれません。響き館へお越しの際は、開催中の企画展「問いかけ、語りかける絵本」とあわせ、是非この優れた絵本たちもお楽しみいただけたらと思います。