お知らせ(11.1 更新! NEW!)
「東山魁夷を聴く~絵本とピアノの贈り物 vol.2~」を開催します。
晩夏から秋へと移ろう季節、9月1日(土)に、美しい名画とピアノの名曲をたっぷり味わえるコンサートを開催します。京都国立近代美術館で開催される「生誕110年 東山魁夷展」(8/29~10/8)に合わせ、魁夷が残した滋味あふれる画文集や、魁夷の創作の源をモチーフにした絵本の紹介とともに、モーツァルトをはじめとする、ドイツ・オーストリアの珠玉の名曲を堪能します。演奏は、昨年12月の公演で、北欧の絵本とともに数々の素晴らしい演奏を聴かせてくださった安保美希(あんぼみき)さん。ノルウェー国立音楽大学やシベリウス音楽院で本格的に学ばれ、現在、日本と北欧を拠点に「本と音楽」をテーマにした演奏活動を展開中の安保さんならではの、華麗な技巧と情感たっぷりのピアノ演奏をご堪能ください。
尚、公演後恒例のティータイムでは、美味しいロンネフェルト紅茶を味わいながら、開催中の企画展「太陽と海の季節に味わう絵本」をゆったりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。
※ご予約は、8月18日(土)正午~ 先着順にて受け付けます。詳細は「イベント」ページをご覧ください。
夏の企画展「太陽と海の季節に味わう絵本」を開催します。
いよいよ梅雨明けも間近、夏はすぐそこです。この夏、響き館では7月7日(土)より、「太陽」と「海」をキーワードにした企画展を開催、この季節に是非味わってほしい絵本を特集します。降り注ぐ陽の光、きらめく海、ぬけるような青空と白い雲、あらゆる生命が輝く季節--厳選された国内外の絵本を通して、そんな「夏」を胸いっぱいに感じ取っていただけたらと思います。
企画展おすすめの一冊「にいさん」(いせひでこ/作 偕成社)は、画家ゴッホと、不遇だった彼を生涯慕い支え続けた弟テオの物語。全編テオの語りで綴られる物語からは、兄ヴィンセントへの深い愛情と想いが溢れ出します。同じ「絵描き」としてゴッホを尊敬し、1990年以来その足跡をたどる旅を続けてきたいせひでこ氏による、心を揺さぶる言葉と、見事な色彩と筆致が目に焼き付くような絵画。長い旅と思索の果てに辿り着いた、まさに渾身の一冊ともいえる傑作絵本です。
うだるような暑さが厳しい季節ですが、絵本の中の素晴らしい絵とことばのコラボレーションに、心地よい「夏」を感じていただければと思います。