お知らせ(3.12 更新! NEW!)

今月発売の「京都カフェブック 2014」(成美堂出版)の中で、響き館が紹介されています。このガイドブックは、創刊以来、毎年リニューアルされ、「最旬 京都のカフェ」というサブタイトルの通り、かなりのカフェ通の方でもまだ知らなかったような、新しい発見がいっぱいです。また当館は「本×カフェ」というコーナーで紹介していただいたのですが、カフェを紹介する切り口も実に豊富で新鮮なものです。全部に目を通すだけでも大変なほど、たくさんの情報が詰まったこのガイドブックを手に、また新たな視点で、秋の京都を、ゆったりカフェめぐりしてみてはいかがでしょうか。

11月8日発売の、Leaf ムック「MBSテレビ・ラジオ 今行きたい京都の本」の中で、当館を紹介してくださいました。このガイドブックは、MBS毎日放送の番組出演者やアナウンサーが、「新しい京都」を模索し、口コミ形式で紹介するという、今までになかったタイプの、ユニークな京都本です。響き館は、「JPIC読書アドバイザー関岡アナの居心地の良い読書スポット」の中で紹介されています。これから紅葉のベストシーズンを迎える京都ですが、この新しいガイドブックを手に、秋に相応しい文化アートスポットはもちろん、今まで知らなかった京都を発見しにお出かけしてはいかがでしょうか。

当館でも折りにふれお勧めしてまいりました、M.B.ゴフスタインの絵本「ゴールディーのお人形」。出版元の閉鎖により近年入手できない状況が続いておりましたが、この度、現代企画室より待望の復刊となりました。木の人形を作る職人の女の子ゴールディーが、ある素晴らしい出会いを通して、自分の仕事のかけがいのない意味と幸せを見出していく物語。「私が本の中で表現したいと思っていることは、自分が信じるすばらしい何かのために黙々と働く人の美しさと尊さです。そして、本はだれか人が書いたということを知って以来、私は本を書く人になりたいと思っていました。」(ゴフスタイン)という作者の言葉通り、現代に生きる私たちの心を励まし、多くの人々に愛された彼女の代表作です。響き館でも早速、展示販売しておりますので、是非手にとって味わっていただけたらと思います。

 

尚、現代企画室では、「末盛千枝子ブックス」と題し、絵本の名編集者で、近年は被災地で「3.11 絵本プロジェクトいわて」代表としてもご活躍されている同氏による企画・著作の発行の他、ゴフスタインをはじめ、以前出版されていた名作絵本の復刊に取り組まれています。詳しくは、同社ホームページをご覧下さい。(復刊リクエストも受け付けておられます。)

 

現代企画室: http://www.jca.apc.org/gendai/contents/suemorichiekobooks/index.html

ほんのひと月ほど前までの猛暑が嘘のように、季節は大きく進み、これから古都・京都は美しい紅葉の季節を経て、また寒い冬の季節に向かっていきます。この深まる秋からの季節、響き館では、「問いかけ、語りかける絵本」と題して、本の中に、質問・問いかけが含まれている作品や、モノローグの語りで物語が進行する絵本を特集します。これらの素晴らしい作品の多くは、その絵本の世界に引き込まれていくうちに、まるで私達自身に、絵本が直接問いかけ、語りかけてくるかのような感覚を味わうことができます。

 

今回のおすすめ絵本「最初の質問」は、詩人・長田弘氏の代表作である詩と、絵本画家・いせひでこ氏による美しい絵画のコラボレーション。シンプルな言葉で紡がれる一つ一つの質問は、時に優しく、時に鋭く私達の心の奥深くに問いかけてきます。いせ氏の絵は、透明感あふれる美しさに満ち、言葉の意味を深く捉え、新たな作品へと昇華させています。長田氏によると、この詩は、「ことば」と「絵」という二つの楽器が演奏するソナタとして構想されたとのこと。まさにその一つの結晶とも言えるこの絵本は、自分自身はもちろん、大切な人への贈り物にもぴったりな一冊です。

 

どうか、それぞれの作品を手に取っていただき、絵本の中からの「問いかけ」、「語りかけ」の声に耳を傾け、そっと心で対話してみては如何でしょうか。

※7日(木)、8日(金)は展示替えのための休館となります。

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