お知らせ(3.12 更新! NEW!)

厳しい寒さが続く中、次第に春の訪れも近づいてくる季節。響き館では、14日(木)より晩冬~早春の企画展「絵本がつづる詩とことば」を開催し、詩集絵本を中心に、シンプルな「ことば」の響きの魅力を伝えてくれる絵本を特集します。もともと絵本の魅力は、美しい絵と短い言葉で、人の心、メッセージや世界観を、シンプルに表現できること。今回は特に「詩集絵本」というジャンルにスポットを当て、絵画とことばの見事なコラボレーションを味わっていただけます。

今回のおすすめ絵本「ことり」(小峰書店 2009  館内にて販売中)は、100歳を超えてなお、現役の詩人として活躍されている、まど・みちおさんの、100歳を記念して刊行された詩集絵本。常に小さな生命(いのち)を見つめ、そこに敬愛の情を惜しみなく注ぐ氏の、珠玉の11篇の詩が収められています。絵本画家、南塚直子さんとの共作はシリーズ4冊目となりますが、まどさんのきらめくように瑞々しい感性のことばの世界を、素朴で色彩豊かな絵で、見事に表現した傑作です。

どうか、それぞれの作品を手に取っていただき、温かい感性の溢れる言葉と、美しい絵画のコラボレーションを楽しみながら、この晩冬~早春のひとときをお過ごしください。

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