お知らせ(12.4 更新! NEW!)
初夏の企画展「アジアが見える絵本」 開催中です。
早くも近畿地方も梅雨入りし、蒸し暑い日も多くなってまいりました。響き館では、現在、「アジアが見える絵本」と題して、初夏の企画展を開催中です。今回は、身近なようで案外知らない、韓国や中国、台湾の絵本など、アジアの作品を特集し、並行して日本の作品の素晴らしさを再発見できるようなセレクションとなっております。今回のおすすめ絵本「ヨンイのビニールがさ」は、まさにこの雨の季節にぴったりの韓国の秀作絵本。温かくて素朴な物語と、重厚なタッチで情感たっぷりの絵が光る、どこか懐かしさを覚える作品です。「晴耕雨読」という言葉もありますが、どうか、この梅雨のひと時、静かで温かな時間を過ごしに、是非、響き館へお立ち寄りください。
※企画展の詳細は、メニューの「開催中の企画展」をご覧下さい。
「絵本とJazzの調べ-開館1周年記念公演-」が開催されました。
開館1周年を記念した朗読コンサート、「絵本とJazzの調べ」が昨日開催されました。今回の出演は、ジャズボーカリストの樋口みづほさんと、彼女の恩師でもあるジャズピアニストの佐藤由行さん。樋口さんの朗読とボーカルは、その深くて美しい声を生かした素晴らしいもの。丁寧な語り口と、絶妙な間の取り方の朗読に、力強さと繊細さも兼ね備えた歌で、私たちを魅了しました。今回取り上げた作品は、響き館にとっても大切なものばかりですが、その魅力をたっぷりと伝えてくださいました。また樋口さんが是非とも共演したいと望んでおられた、佐藤さんのピアノも、素晴らしいの一言。作品のイメージや朗読に合わせて、その抜群のセンスで、即興でピアノを奏でてくださいました。師弟共演というだけあって、樋口さんとの息もぴったりでした。樋口さんは昨年10月の公演でも、素晴らしいパフォーマンスを聴かせて下さいましたが、その後、更に専門的に朗読を学ばれるなど、その向上心にはいつも感心させられます。また次回の公演にも期待が高まります。今回の公演を節目に、響き館も、少しでもお客様に喜んでいただける場所になるよう、努力していきたいと思います。昨日、ご来場いただいたたくさんのお客様をはじめ、いつも温かく応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。
※尚、今回の公演は、「3.11 絵本プロジェクトいわて」の支援という大切な目的も担っておりました。募金と絵本の寄贈につきましては、また後日こちらで報告をさせていただきます。