お知らせ(11.1 更新! NEW!)
11月16日(土)~12月9日(月)、秋の特別開館「特別パネル展と朗読映像で味わう、大人の絵本時間」を開催します!
皆様、お待たせいたしました!2024年、秋の特別開館のお知らせです!
紅葉深まる秋。最も美しい季節を迎える京都で、とっておきの大人の絵本時間を過ごしてみませんか。
今回は、3つの特別パネル展(M.B.ゴフスタイン 写真とセルフポートレイトで辿る生涯と仕事/「猫のミーラ」「橋の上で」絵本パネル展)と、朗読家・馬場精子さんによる朗読と音楽で味わう映像上映(「猫のミーラ」「おばあちゃんのはこぶね」)を中心とした企画展示。思い出に心を巡らし、愛するものを想い、美しいものに触れて日々の暮らしを見つめなおす、そんな時間になれば嬉しく思います。
会期は11月16日(土)~12月9日(月)。来館予約制となります。秋の京都で、皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
【開催概要】
会期:11月16日(土)~12月9日(月)
休館日:火曜・水曜
開館時間:13時~18時
※映像上映は、各日15時頃~ を予定。上映時間に合わせて、2時間枠でご予約いただく形になります。
入館料:700円(1ドリンクつき ※美味しいスイーツも追加でご用意)
※お子様連れでのご来館や、館内でのご歓談は、ご遠慮願っております。
※特別開館の詳細→ https://hibikikan.com/free/exhibition-2024-b
※ご予約は、下記イベント予約ページより、お願いします。
https://hibikikan.com/reservation/event
(お申し込みは大人2名様まで)
秋の特別開館に先駆けて、トークイベント「朗読映像とブックトークでめぐる 絵本のたびⅡ」を開催します。
お待たせいたしました。2024年の秋の特別開館(11/14~予定)に先駆けて、11月9日(土)~11日(月)の3日間、トークイベントを企画いたしました。
昨秋に開催して好評をいただいた「朗読映像とブックトークでめぐる 絵本のたび」。その第二弾として、「絵本が見つめた「生と死」~希望を探して~」というテーマで、お話させていただきます。
春に最愛の犬を亡くした体験、そしてこれまでに制作した絵本の朗読映像作品(朗読:馬場精子さん、福山ひでみさん)を通して、このテーマに暖かい光を当てることができるよう、一生懸命、心をこめてお話できればと思っています。重く難しいテーマですが、これほどシンプルに、そして素直に心に響くのは、まさに絵本ならではの魅力ではないでしょうか。
尚、ご参加の方には、秋の特別開館で開催予定の特別パネル展(M.B.ゴフスタイン 写真とセルフポートレイトで綴る、その生涯と仕事/「橋の上で」(湯本香樹実/酒井駒子)絵本パネル展、「猫のミーラ」(井上奈奈)絵本パネル展)、最新の注目タイトルを含め、選りすぐりの絵本を揃えた秋のブックフェアを、一足先にお楽しみいただけます!
木々が一層美しく色づき始める秋の京都で、絵本を通して心温まる一日をお過ごしください。美味しいロンネフェルト紅茶とお菓子もご用意して、皆様のご予約をお待ちしております。
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日時:2024年11月9日(土)10日(日)11日(月)
時間:15:00~18:00(14:30開場)
※映像紹介とブックトーク(約90分)の後、館内の絵本を楽しむティータイム。
※3日間とも、基本的に同内容です。ご都合の良い日程をお申し込みください。
参加費:2,000円(ロンネフェルト紅茶、お菓子つき)
予約方法:
10月13日(日)15:00~ 下記イベント予約ページより受付開始
(先着順、各日定員10名 お申し込みは大人2名様まで)
https://hibikikan.com/reservation/event
https://hibikikan.com/free/autumn-pretalk (イベント詳細)
※受付開始までは、「予約する」ボタンが反転表示となります。
春の特別開館「ねことことり」絵本原画展、終了しました。たくさんのご来館、有難うございました!
春の特別開館「ねことことり」絵本原画展が、5月27日(月)、無事に終了いたしました。
「おねがいがあります。」「そこにある こえだを、すこし わけてもらえないでしょうか。」
一本のこぶしの小枝を通して、ねことことりが心を通わせていく、温かいファンタジー。しかし、ねこは、自分やねこの社会が、ことりたちの暮らしや幸せを奪っていることを知り、愕然とします。
本来、ねこはことりの天敵(つまり小鳥は猫に食べられるかも!?)であるわけですが、それ以上に皮肉で過酷な巡りあわせに、胸が締めつけられます。しかしことりは、心からの感謝を込めて、最後に、ねこに薬草の花束をプレゼントするのです。ラストシーンで、花束をそっと胸に当てる、何とも言えないねこの表情。いろんな想いの溢れる、その瞳を見つめていると、この物語に「人間社会と自然の関係」を重ね、「手遅れかと思われるかもしれませんが、まだ希望はあると私は考えています。」という、作者のたてのひろしさんのおっしゃる意味が分かったように思いました。立場や価値観の違いを超えて、どうすればお互いを理解し、思いやり、一緒に暮らしてゆけるか・・「共生」という、この絵本の大きなテーマが、深く深く心に残りました。予定されているという続編(第2作、第3作)が待ち遠しくてなりません。
いつも響き館を応援してくださるリピーターのお客様はもちろん、「ねことことり」の原画を是非観たいと、ご遠方からお越しの方や、初めて響き館を訪れてくださる方も多かった、今回の特別開館。素晴らしいお客様と過ごした時間は、温かく、幸せで、忘れられない宝物になりました。この宝物のような時間と経験を、また次に繋げてゆけたら、と思っています。
改めて、素晴らしい物語を紡いでくださった、たてのひろしさん、ファンタジーでありながらリアルな世界を、美しすぎる細密画で描き出した、なかの真実さん、(音楽を伴わない)シンプルな朗読のみで、改めて「声の力」「ことばの力」に気づかせてくださった馬場精子さん、開催に当たりきめ細かくサポートしてくださった世界文化社さん(渡邉さん、関根さん、今井さん)、かけがえのない時間をともに過ごしてくださった、最高に素敵なお客様たち、本当に有難うございました。
また次のイベント、特別開館でお会いできることを、楽しみにしています。
【ご報告】愛犬のシュシュが天国へ旅立ちました。
インスタでご報告の通り、会期最終日を終えた夜に、最愛のシュシュ(チワワ 推定14歳)が天国へ旅立ちました。
きっと私を困らせないように、会期が終わるまで頑張ってくれてたんだと思うと、涙が止まりません。思うように身体が動かせなくなってからは、とても辛そうで、いつも泣いてばかりだったシュシュ。もう頑張らなくていいんだよと、伝えました。
会期中、ご来館のお客様、特にペットを飼われている方や、ペットを亡くされた経験のある方から、ご心配やお心遣いの優しいお言葉を、たくさんかけていただきました。悲しいご報告となりましたが、長い時間を一緒に過ごせた幸せを噛みしめながら、少しずつ受け止めていけたら・・と思っています。本当に有難うございました。
【お待たせしました! 4月20日(土)~5月27日(月)】 春の特別開館「ねことことり」 絵本原画展を開催します!
皆様、お待たせいたしました!2024年、春の特別開館のお知らせです!
長期休館中ではありますが、この度、期間限定の春の特別開館として、「ねことことり」絵本原画展を開催することになりました。
「おねがいがあります。こえだをすこし わけてもらえませんか?」
「ねことことり」(たてのひろし/作 なかの真実/絵 世界文化社)は、こぶしのこえだを通して始まる、ねことことりの交流を描く珠玉の絵本。心温まるファンタジ―でありながら、環境問題、共生、命の循環といった奥深いテーマを秘めた、たてのひろしさんの詩情豊かな物語と、たてのさんのお弟子さんで、細密画家の新星、なかの真実さんが描く、あまりにも美しい絵の数々。出版以来、日本絵本賞の他、多くの賞を受賞して注目を集めました。関西・京阪神エリアでは初となる原画展は必見です!
会期は4月20日(土)~5月27日(月)。来館予約制となります。会期中は、美しい原画展示に加えて、限定サイン本の販売の他、ご好評いただいている朗読家・馬場精子さんの朗読と大型スクリーンいっぱいに映し出される、美しい細密画で、「ねことことり」の世界をたっぷり味わっていただけます!
「ねことことり」の絵には、たくさんの美しい植物が描きこまれてて、花や新緑がまぶしい季節にピッタリの原画展です。春の京都で、皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
【開催概要】
会期:4月20日(土)~5月27日(月)
休館日:火曜・水曜
開館時間:13時~18時
※映像上映は、各日15時頃~ を予定。上映時間に合わせて、2時間枠でご予約いただく形になります。
入館料:700円(1ドリンクつき ※美味しいスイーツも追加でご用意)
※お子様連れでのご来館や、館内でのご歓談は、ご遠慮願っております。
※展覧会の詳細→ https://hibikikan.com/free/exhibition-2024-a
※来館予約はこちらから(事前予約制/遅くとも前日までにお願いします)
4年ぶり開催の「朗読と音楽で綴る~文学と絵本散歩~vol.9」、豊かで幸せな時間でした!
実に4年ぶりの開催となった、「朗読と音楽で綴る~文学と絵本散歩~ vol.9」が無事に終了しました。当日は、一時雪がちらつくほどの厳しい寒さとなりましたが、本公演、追加公演ともに満席となり、近年を代表するような、珠玉の絵本たちを、朗読家・馬場精子さんの素晴らしい語りで、音楽と絵とともに堪能する、とても贅沢で幸せな時間となりました。
静謐なリュートの調べに、馬場さんの優しい語り口が心に沁みる「ひばりに」(内田麟太郎/詩 うえだまこと/絵 アリス館 2021)。震災で傷つき、ずっとうつむいていた女の子が、一瞬顔を上げ、たんぽぽの綿毛を飛ばします。言わば彼女の「命」がこしらえた、ちいさな風と奇跡が、静かに胸を打ちます。
ヒグチユウコさんの絵本デビュー作「ふたりのねこ」(祥伝社 2014)では、ヒグチさんの驚くほど緻密な画力と、馬場さんの抑制をきかせながらも、情感豊かでドラマティックな語りにひきこまれます。あの夏の終わり、本当の家族以上に、確かに「家族」だった、ねことニャンコの姿に、思わず胸が熱くなります。
そして最後は、絵本として初めて文学賞を受賞した「海のアトリエ」(堀川理万子/作 偕成社 2021)。こちらは、堀川さんの温かみのある美しい絵も相まって、まるで上質な映画を観ているような、贅沢な味わい。人生で忘れることのできない、大事なひととの出会いと、一緒に過ごした宝物のような時間が、時には活き活きと、時にはしっとりと語られます。
朗読されている馬場さんの豊かな表情もまた魅力的。馬場さんはよく「(登場人物の)声は作るのではない」とおっしゃるのですが、確かな作品解釈と人物理解から紡ぎ出されるその声と語りは実に自然で、耳を傾けていると、まるで本当に女の子と絵描きさん、そしておばあちゃん本人が語っているように思えてくるのです。(当日は写真が撮れなかったので、過去の「文学と絵本散歩」の公演写真です。)
開館以来ずっと追求してきた、朗読と音楽、生身の人間の「声」で届ける絵本。コロナでずっと中断していましたが、今回またこうした豊かな時間を持てたことが、本当に幸せで胸がいっぱいになりました。当日は、偕成社さんのご協力で、2022年秋に開催した「海のアトリエ」原画展も、美しいパネルで再現され、公演に華を添えました!
開催にあたり、台本作り・リハーサルから本番まで、いつも真摯に心をこめて取り組んでくださる馬場精子さん、運営面で快くご協力くださったアリス館さん(末松さん、槇野さん)、祥伝社さん(宮島さん)、偕成社さん(井上さん、西川さん、渡邉さん)、そして何より、語りと音楽の最後の余韻が消える瞬間まで熱心に耳を傾けてくださった、ご来場の皆様、本当に有難うございました!