お知らせ(3.12 更新! NEW!)

22日(土)午後、詩のライブ「今、声にのせて届けたい詩集」が開催されました。当日は、天候が不安定で、公演中に雷鳴が聞こえる一幕もありましたが、朗読の Hirokoさんと、ピアノの倉さと子さんによる、力強いパフォーマンスにすっかり魅了されました。朗読されたのは、日本を代表する女性詩人、茨木のり子さんの「おんなのことば」からの前半18篇。有名な「自分の感受性くらい」や「私が一番きれいだった時」などを含む、彼女の代表作と言える詩集です。海外のドラマスクールで学ばれ、長く演劇の指導もされてきた Hiroko さんの朗読は、まさに変幻自在。スピード、声色、読みの表情など、本当に多彩で、詩を文字で読むのとは全く違う体験をさせていただき、「朗読」という表現芸術の大きな可能性を改めて感じました。また倉さんの奏でる、一篇ずつの詩の朗読に合わせて作られたというピアノ曲も、朗読と同様、とても変化に富んでいました。後で楽譜を見せていただくと、本当に書かれている情報は少なくて、まさに即興の醍醐味を味あわせてくれました。秋の休日を、素晴らしい体験で満たしてくれた、Hirokoさん、倉さと子さん、そして温かな気持ちで耳を傾けてくださったご来場者の皆様、本当に有難うございました。

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2024.03.19 Tuesday