お知らせ(8.2 更新! NEW!)

厳しい寒さが続く中、次第に春の訪れも近づいてくる季節。響き館では、14日(木)より晩冬~早春の企画展「絵本がつづる詩とことば」を開催し、詩集絵本を中心に、シンプルな「ことば」の響きの魅力を伝えてくれる絵本を特集します。もともと絵本の魅力は、美しい絵と短い言葉で、人の心、メッセージや世界観を、シンプルに表現できること。今回は特に「詩集絵本」というジャンルにスポットを当て、絵画とことばの見事なコラボレーションを味わっていただけます。

今回のおすすめ絵本「ことり」(小峰書店 2009  館内にて販売中)は、100歳を超えてなお、現役の詩人として活躍されている、まど・みちおさんの、100歳を記念して刊行された詩集絵本。常に小さな生命(いのち)を見つめ、そこに敬愛の情を惜しみなく注ぐ氏の、珠玉の11篇の詩が収められています。絵本画家、南塚直子さんとの共作はシリーズ4冊目となりますが、まどさんのきらめくように瑞々しい感性のことばの世界を、素朴で色彩豊かな絵で、見事に表現した傑作です。

どうか、それぞれの作品を手に取っていただき、温かい感性の溢れる言葉と、美しい絵画のコラボレーションを楽しみながら、この晩冬~早春のひとときをお過ごしください。

昨日、今年最初のイベントとなる「ケルトハープの弾き語りを味わう新春コンサート~銀の小舟~」が開催されました。出演は、響き館初登場となる、麻呼(mako)さん。昨年リリースされた初のCDのアルバムタイトル曲「銀の小舟」に始まり、オリジナル曲から、日本の唱歌、またスタンダード名曲など、全10曲を見事に歌い上げてくださいました。麻呼さんの魅力は、なんと言ってもその澄み切った美しい声。最初の歌い出しから、すぐに私達を魅了しました。そして、「自分の歌の伴奏に、この楽器以外は考えられなかった」とおっしゃった、美しく柔らかなケルトハープの音色。立地条件から、普段はPAを通すことが多いのですが、この日は純アコースティックで、その世界を満喫することができました。麻呼さんの音楽は、決して押し付けがましくなく、シンプルに心に響くものでありながら、同時に凛とした芯の強さのようなものも感じられ、特に終曲の「アメイジング・グレイス」などは、本当に伸びやかで美しく、まさに圧巻の歌唱でした。麻呼さんの目指している音楽世界は、シンプルで力のある、優れた絵本の世界に通じると感じました。新しい年の始まりにふさわしく、本当に心に清々しい風を吹き込んでくださった麻呼さん、そして最後に「ハープは音にたくさん隙間のある楽器。その隙間を埋めてくださるのが聴いてくださる皆様です。」とおっしゃった通り、温かく熱心に耳を傾けてくださったご来場の皆様、本当に有難うございました。

1月20日(日)、2013年の幕開けに相応しく、心に清々しく響く新春コンサートを開催することになりました。出演は、今回が響き館での初公演となる、麻呼(mako)さん。ケルトハープの弾き語りというスタイルで、その伸びやかで澄み切った歌声とハープの美しい音色により、シンプルで心に響く独自の世界を展開しています。今回は、初CDアルバム「銀の小舟」収録曲をはじめ、美しいスタンダードナンバーの数々で、彼女の音楽の世界を満喫できます。また、公演終了後恒例のティータイムでは、館内の絵本をゆったりお楽しみいただけます。皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

 

※ご予約の受付開始は1月5日(土)午前10:00~です。内容詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」をご覧下さい。

22日(土)~24日(月・祝)の3日間、「クリスマス・キャンドルと絵本の夕べ」を開催します。

 

※開館時間を19:00(入館・ラストオーダーは18:00)まで延長し、日没頃~通常より照明を落として、キャンドルが点灯します。尚、23日は高校駅伝のため14:00開館となりますので、どうぞご注意願います。

 

※館内には静かにジャズが流れ、17:30頃より、クリスマスにぴったりなジャズピアノの自動演奏をお楽しみいただきます。

(演奏の開始時間は、お客様の状況によって前後いたします。どうぞご了承ください。)

 

※期間中、アルコールメニューを500円均一にてご提供いたします。(生ビール または スパークリングワイン、小さなチーズのおつまみ付き)

 

※期間中、館内在庫絵本をご購入(絵本便は除く)の方は、挽きたて珈琲またはロンネフェルト紅茶を、半額の250円にてご提供いたします。

 

年内の開館は、24日(月・祝)までとなります。昼間とは一味違った、一段と落ち着いた雰囲気の響き館で、今年のしめくくりに、ゆったり絵本を読みながら心温まるひとときをお過ごしください。

クリスマスまであと1週間ほどとなった昨日、クリスマス朗読コンサート「絵本とJazzの調べ vol.5」が開催されました。ここしばらく真冬並みの寒さが続いていましたが、昨日は比較的穏やかな天気に恵まれ、たくさんのお客様が来てくださいました。昨年に引き続き、今年のクリスマスコンサートを届けてくださったのは、ジャズボーカリストの樋口みづほさんと、ジャズピアノの西脇敦子さん。「絵本とJazzの調べ」と題したこのシリーズも、通算5回目となり、すっかり響き館の朗読イベントとして定着してきました。今回のプログラムも、趣向の異なる2冊の絵本と、当日のサプライズで、クリスマスソングを中心に素敵なミニライブをプレゼントしてくださいました。朗読と、スタンダードジャズの名曲の数々、そしてジャズならではの即興ピアノ--樋口さんのよく響く豊かな表情の声と、西脇さんの確かな技巧によって、すばらしい絵本の世界が目の前に広がりました。特に、絵本のストーリーの解釈に基づいた選曲、朗読と歌、ピアノの巧みなバランス感覚は、他ではなかなか聴くことができない、この「絵本とJazzの調べ」ならではの魅力ではないかと思います。今後もこのシリーズが、絵本の魅力の再発見につながっていくことを期待しています。絵本の選定から、入念なプログラム構成、演出、リハーサル、そして当日の公演まで、全力を尽くしてくださった樋口さん、西脇さん、そして年末のお忙しい時期にお越しくださり、会場を温かい空気で満たしてくださったご来場の皆様、本当にありがとうございました。(写真は、公演中照明を落としているため、不鮮明ですが、どうぞ当日の雰囲気をお感じいただければ幸いです。)

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2025.09.16 Tuesday