お知らせ(11.1 更新! NEW!)
「絵本とJazzの調べ vol.7~新しい年の扉をひらく絵本~」、盛況にて終了しました。
11日(火・祝)に、開館以来7度目となる朗読コンサート、「絵本とJazzの調べ」が開催されました。冷たい北風の突風が吹くような、まさに真冬の寒さの一日でしたが、今回もたくさんの方々がご来場くださいました。2014年の響き館、最初のイベントということもあり、「新しい年の扉をひらく絵本」というサブタイトルにぴったりな、海外の傑作小品を3つ取り上げました。出演は、ジャズボーカリストの樋口みづほさんと、ジャズピアニスト、西脇敦子さん。響き館でも4度目の共演となるお二人だけあって、朗読と歌とピアノのコラボレーションは本当に息もぴったり。よく練られた選曲をはじめとする構成・演出も、お二人の絵本に対する造詣の深さを映し出して見事でした。また特に今回印象的だったのは、初めての試みとなった、即興ピアノによる、文字なし絵本のプログラム。文字が少ない絵本は、もともと「余白の多いメディア」と言われますが、まさにその究極の形である「文字なし絵本」を楽しみながらの即興ピアノ。西脇さんの自由で変幻自在の演奏は、聴き手をとても豊かな創造の世界へ導いてくれました。絵本の朗読とジャズのコラボレーションという、このユニークな試みは、回を重ねるごとに深化してきまたが、今回の公演はまたその新たな可能性を感じさせるものでした。公演に向けて、短い準備時間の中で高いクォリティを追及してくださった樋口さん、西脇さん、本当に寒い中をお越し下さり、絵本とジャズの世界に熱心に耳を傾けてくださった皆様、本当に有難うございました。
2月1日(土)より、早春の企画展「絵本の中のちいさな幸せ」を開催します。
まだまだ厳しい寒さの中、時折、雪が舞う京都。しかし季節は目に見えないところで着実に進み、来月には少しずつ春の兆しが見え始めます。この、寒い冬から暖かい春へと向かう季節、響き館では、2月1日(土)より、「絵本の中のちいさな幸せ」と題し、物語を通して、ささやかな希望や幸福を感じ取ることのできる絵本を特集します。社会がめまぐるしく変化し、価値観も多様化する現代を生きる大人にとって、絵本はどこか懐かしく、何か普遍的なもの、そして「幸せ」のヒントを与えてくれる、心の拠り所と言えるかもしれません。
アメリカの絵本作家、M.B.ゴフスタインの代表作「ゴールディーのお人形」は、今回のテーマにまさにぴったりな一冊。小さな手作りの木の人形を、一生懸命彫り続ける職人の女の子ゴールディーが、孤独や悲しみを抱えつつも、ある素晴らしい出会いを通して、自分の仕事のかけがいのない意味と幸せを見出していく物語です。モノクロのシンプルな絵と味わい深い文章で綴られ、「自分が信じる素晴らしい何かのために黙々と働く人々の美しさと尊さ」(ゴフスタイン)を描いたこの愛すべき絵本は、多くの読者からの声に応えて、昨年末に待望の復刊となりました。
少しずつ春へと向かうこの季節、どうか、それぞれの作品を手に取っていただき、絵本と心で対話する中で、自分らしい「幸せ」のヒントを探してみては如何でしょうか。
※1月30日(木)31日(金)は、展示替えのため、休館いたします。
「絵本とJazzの調べ vol.7 ~新しい年の扉をひらく絵本~」を開催します。
2月11日(火・祝)に、開館以来7度目となる、絵本の朗読とジャズのコンサートを開催することになりました。出演は、いつも素晴らしい歌声と朗読で私達を魅了してくださる樋口みづほさんと、関西のライブハウスを中心に活躍中の人気ジャズピアニスト、西脇敦子さん。今回のプログラムは、新しい年のスタートに相応しい、海外絵本の傑作小品集。美しい朗読と、即興ピアノ、そして素晴らしいジャズソングの名曲たち・・・お2人の描く、更に深化した「絵本とジャズの世界」にご期待ください。公演後恒例のティータイムでは、館内の絵本をゆったりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。
※ご予約は、只今、先着順にて受付中です。内容詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」をご覧ください。
「冬と雪の絵本」のコーナーを設けました。
2014年、新しい年を迎えました。響き館は、この4月で開館4周年を迎えます。まだまだ至らない点ばかりですが、これからも絵本を通して、皆様に心地よい時間、空間をご提供できるよう、創意工夫して頑張りたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、先日、今シーズン初めての積雪らしい雪が降りました。ちょうど館内にも、恒例の「冬と雪にちなんだ絵本」コーナーが登場しました。絵本の世界では、「冬」「雪」にちなんだ作品が大変多く、当館蔵書のものだけでも、店内いっぱいに展示ができるほどです。またその作品の多くが、心温まるストーリーが多いというのも特徴です。それは、この寒い季節、絵本を通じて温かい気持ちになれるよう、古今東西の絵本作家たちが多くの作品を生み出してくれたからかもしれません。響き館へお越しの際は、開催中の企画展「問いかけ、語りかける絵本」とあわせ、是非この優れた絵本たちもお楽しみいただけたらと思います。
「クリスマス・キャンドルと絵本の夕べ」を開催します。
21日(土)~23日(月・祝)の3日間、「クリスマス・キャンドルと絵本の夕べ」を開催します。
※開館時間を19:00(入館・ラストオーダーは17:30)まで延長し、日没頃~通常より照明を落として、キャンドルが点灯します。尚、22日は高校駅伝のため14:00開館となりますので、どうぞご注意願います。
※館内には静かにジャズが流れ、18:00前後より、クリスマスにぴったりな絵本紹介とジャズピアノの自動演奏をお楽しみいただきます。
(開始時間は、お客様の状況によって前後いたします。どうぞご了承ください。)
※期間中、デザートセットには、ドイツ伝統のクリスマス菓子「シュトーレン」(写真はイメージ)が登場します(数量限定、なくなり次第終了)。また、アルコールメニューを500円均一にてご提供いたします。(生ビール または スパークリングワイン、小さなチーズのおつまみ付き)
年内の開館は、23日(月・祝)までとなります。昼間とは一味違った、一段と落ち着いた雰囲気の響き館で、今年のしめくくりに、ゆったり絵本を読みながら心温まるひとときをお過ごしください。ジェイアール京都伊勢丹の美術館「えき」KYOTOでは、「クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本展」も開催中です。この機会に、ご遠方の方もどうぞお越し下さい。