お知らせ(11.1 更新! NEW!)

22日(木)~24日(土)の3日間、時間を18:30まで(入館18:00まで)に延長し、「キャンドルの夕べ」を開催します。16:20頃~館内の照明を落としてキャンドルに灯りをともします。窓から見えるイルミネーション、心地良いジャズの調べとともに、昼間とは一味違う雰囲気たっぷりの響き館で、企画展「雪に温まる絵本」の作品をお楽しみください。尚、年内の通常開館は24日(土)が最後になります(年始の開館はHP等で改めてお知らせします)ので、皆様是非お越しくださればと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

古都の紅葉も終わりを迎え、厳しい寒さが身にしみる季節がやってきました。今回、響き館では、「雪に温まる絵本Ⅱ」と題して、こんな季節だからこそ味わいたい、心温まる絵本を特集します。いよいよこれから迎えるクリスマスはもちろん、雪や冬にちなんだ絵本が館内に並びます。本企画は昨年もご好評いただきましたが、今回は大幅に絵本のタイトルを増やし、国内外の極めて変化に富んだ多様な作品をお楽しみいただけます。

今回のおすすめ絵本「魔法の夜」は、若くして世を去ったフランスの歌手ドミニク・マルシャンの忘れられかけていた歌を、ドイツの絵本作家アルブレヒト・リスラーが絵本の形で見事に蘇らせたもの。サプライズのある、温かな物語と、リスラーの淡く美しい色彩の絵が光る、クリスマス絵本の傑作です。

どうか、それぞれの絵本を手に取っていただき、素晴らしい物語と絵の世界から心の温もりをゆったり味わいながら、寒い冬の一日をお過ごしいただけたらと思います。

12月25日(日)クリスマス当日、今年の最後を飾る朗読コンサートを開催することになりました。出演は、過去2回の当館での公演で、素晴らしい朗読と歌声を聴かせてくださった、ジャズヴォーカリストの樋口みづほさんと、昨秋、樋口さんとの共演で息もピッタリな、美しく情熱的なピアノ演奏を届けてくださった西脇敦子さん。素敵なクリスマス絵本の朗読と、Jazz~讃美歌まで、美しく格調高いクリスマスソングの名曲たちのコラボレーションに耳を傾けながら、心温まるクリスマスのひと時をお過ごしください。公演終了後の恒例のティータイムでは、館内の絵本をゆったりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。

 

※ご予約の受付開始は、11日(日)正午~となります。

昨日27日(日)、「ことばと音色で奏でる絵本朗読会」が開催されました。ここ数日の中では、比較的寒さもやわらぎ、街路樹の紅葉が一層輝きを増していました。今回朗読をしてくださったのは、フリーアナウンサーとして30年のキャリアをお持ちの日向(ひなた)のり子さん。後進のご指導の他、長年、ライフワークとして大人のために絵本を朗読されてきました。よく通る美しく澄んだ声と、端正で美しいことばのリズムと響き、そして今回「ことばと音色で奏でる」と題して準備した音楽との呼吸もまさにピッタリで、人間の温かい声と音楽の豊かな音色が溶け合って、夢のような時間を過ごさせていただきました。いろいろな方の朗読を聴いていると、本当に十人十色というか、一つとして同じものはないことに気づかされます。日向さんの朗読は、過度な演出をさけ、聞き手がすーっと物語の世界の中に引きこまれてれていくような、実に心地よいもので、尚且つ、作品の魅力や込められたメッセージがしっかりと心に残るものでした。こうした朗読は、決して一朝一夕にできるものではなく、やはり長年の経験、そして何よりも作品と聞き手に対して誠実に向き合ってこられた結果なのだと強く感じました。細かな打ち合わせ・リハーサルに何度も足を運んでくださった日向さん、スタッフの奥村さん、そして物語にじっくりと耳を傾け、この温かいひとときを共有してくださったご来場の皆様、本当に有り難うございました。

絵本の専門雑誌「MOE」(白泉社)12月号の、「絵本を感じる旬な空間」で紹介していただきました。ご存知のように、この雑誌は数少ない絵本の専門誌で、新刊や展覧会等のタイムリーな情報はもちろん、毎号の特集は、時には海外取材ロケをおこなうなど、とても充実した内容で、まるで美術館で企画される本格的な展覧会をじっくり眺めたような気持ちにさせてくれます。ちなみに掲載号には、人気の「スージー・ズー」の他、昨年11月に惜しまれつつ亡くなられた、「100万回生きたねこ」の作者・佐野洋子さんの特集が組まれています。取材当日は台風の接近でとても厳しい条件にもかかわらず、とても丁寧な文章にまとめてくださったライターの永坂さん、そして雰囲気たっぷりの写真を撮ってくださったカメラマンの岡森さん、本当に有り難うございました。

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2024.11.23 Saturday