お知らせ(11.1 更新! NEW!)
ドキュメンタリー映画「100万回生きたねこ」が明日から公開されます。
明日23日より、京都シネマ(四条烏丸)にて、ドキュメンタリー映画「100万回生きたねこ」がいよいよ公開されます。1977年の出版以来、35年にわたって多くの人々に読み継がれてきた名作絵本。読み返すたびに新たな発見があり、また読む人の年齢や立場によっても、様々な感じ方のできる作品。「生と死」という深いテーマに向き合ったこの絵本は、まさに「大人向き絵本」の先駆者だったのかもしれません。作者の佐野洋子さんは、2010年11月、惜しまれつつもガンでこの世を去りました。今回の映画は、余命僅かと宣告されていた佐野さんの生前の肉声(佐野さんは音声のみの出演を希望されました)と、この1冊の絵本でつながった、それぞれの読者の人生を深く見つめた、上質のドキュメンタリーとなっています。映画を通して、大人になった今、改めて「絵本」というものを見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
京都シネマ(四条)と響き館(国際会館)は、地下鉄でわずか15分です。この機会に、映画とあわせて、当館をお楽しみいただければ幸いです。ご遠方から京都へお越しの方は、「おでかけ京都キャンペーン」もどうぞご覧ください。
映画「100万回生きたねこ」公式ホームページ http://www.100neko.jp/
「京都シネマ」ホームページ(上映時間等、ご確認ください) http://www.kyotocinema.jp/
桜のコンサート「ライアー演奏と古都の桜を語るひととき~京都・桜の縁し~」を開催します。
3月31日(日)、響き館では、満開の桜の時期にぴったりなコンサートを開催することになりました。出演は、ライアー奏者で、詩人、小説家の浅山泰美さん。ライアーは、ギリシャ神話の竪琴をルーツに、ドイツで生まれた美しい楽器。今回はその深く優しい音色とともに、著書「京都・桜の縁し」「京都 銀月アパートの桜」から、浅山さん自身が長年撮りためてきた貴重なモノクロ写真を通して、古都の桜と、街の風景の今昔を語ります。ライアーの心地よい調べに耳を傾けながら、今まで知らなかった京都に出会えます。また、公演終了後恒例のティータイムでは、館内の絵本をゆったりお楽しみいただけます。皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。
※只今、先着順にて、ご予約を受付中です。公演詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」をご覧ください。
晩冬~早春の企画展「絵本がつづる詩とことば」を開催します。
厳しい寒さが続く中、次第に春の訪れも近づいてくる季節。響き館では、14日(木)より晩冬~早春の企画展「絵本がつづる詩とことば」を開催し、詩集絵本を中心に、シンプルな「ことば」の響きの魅力を伝えてくれる絵本を特集します。もともと絵本の魅力は、美しい絵と短い言葉で、人の心、メッセージや世界観を、シンプルに表現できること。今回は特に「詩集絵本」というジャンルにスポットを当て、絵画とことばの見事なコラボレーションを味わっていただけます。
今回のおすすめ絵本「ことり」(小峰書店 2009 館内にて販売中)は、100歳を超えてなお、現役の詩人として活躍されている、まど・みちおさんの、100歳を記念して刊行された詩集絵本。常に小さな生命(いのち)を見つめ、そこに敬愛の情を惜しみなく注ぐ氏の、珠玉の11篇の詩が収められています。絵本画家、南塚直子さんとの共作はシリーズ4冊目となりますが、まどさんのきらめくように瑞々しい感性のことばの世界を、素朴で色彩豊かな絵で、見事に表現した傑作です。
どうか、それぞれの作品を手に取っていただき、温かい感性の溢れる言葉と、美しい絵画のコラボレーションを楽しみながら、この晩冬~早春のひとときをお過ごしください。
「ケルトハープの弾き語りを味わう新春コンサート~銀の小舟~」盛況にて終了しました。
昨日、今年最初のイベントとなる「ケルトハープの弾き語りを味わう新春コンサート~銀の小舟~」が開催されました。出演は、響き館初登場となる、麻呼(mako)さん。昨年リリースされた初のCDのアルバムタイトル曲「銀の小舟」に始まり、オリジナル曲から、日本の唱歌、またスタンダード名曲など、全10曲を見事に歌い上げてくださいました。麻呼さんの魅力は、なんと言ってもその澄み切った美しい声。最初の歌い出しから、すぐに私達を魅了しました。そして、「自分の歌の伴奏に、この楽器以外は考えられなかった」とおっしゃった、美しく柔らかなケルトハープの音色。立地条件から、普段はPAを通すことが多いのですが、この日は純アコースティックで、その世界を満喫することができました。麻呼さんの音楽は、決して押し付けがましくなく、シンプルに心に響くものでありながら、同時に凛とした芯の強さのようなものも感じられ、特に終曲の「アメイジング・グレイス」などは、本当に伸びやかで美しく、まさに圧巻の歌唱でした。麻呼さんの目指している音楽世界は、シンプルで力のある、優れた絵本の世界に通じると感じました。新しい年の始まりにふさわしく、本当に心に清々しい風を吹き込んでくださった麻呼さん、そして最後に「ハープは音にたくさん隙間のある楽器。その隙間を埋めてくださるのが聴いてくださる皆様です。」とおっしゃった通り、温かく熱心に耳を傾けてくださったご来場の皆様、本当に有難うございました。
「ケルトハープの弾き語りを味わう新春コンサート~銀の小舟~」を開催します。
1月20日(日)、2013年の幕開けに相応しく、心に清々しく響く新春コンサートを開催することになりました。出演は、今回が響き館での初公演となる、麻呼(mako)さん。ケルトハープの弾き語りというスタイルで、その伸びやかで澄み切った歌声とハープの美しい音色により、シンプルで心に響く独自の世界を展開しています。今回は、初CDアルバム「銀の小舟」収録曲をはじめ、美しいスタンダードナンバーの数々で、彼女の音楽の世界を満喫できます。また、公演終了後恒例のティータイムでは、館内の絵本をゆったりお楽しみいただけます。皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。
※ご予約の受付開始は1月5日(土)午前10:00~です。内容詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」をご覧下さい。