お知らせ(3.13 更新! NEW!)

11月、木々が鮮やかに色づき、古都が一年でも一際美しい季節を迎えました。今回の響き館では、「アンデルセンとヨーロッパの詩情」と題して、アンデルセンの作品を中心に、ヨーロッパの絵本を特集します。一口にヨーロッパと言っても、国や作家ごとの個性は実に多彩で変化に富んでいます。しかし、いずれの作品も、ヨーロッパ独特の長い芸術の伝統や風土を映し出し、まさに芸術の秋にふさわしい、色彩と情感、詩情に溢れたものばかりです。今回のおすすめ絵本「すずの兵隊さん」は、「童話王」と呼ばれたアンデルセンの代表作の一つ。生まれつき足が一本しかない、すずの兵隊の長い旅路を描いた物語は、作者の人生観を色濃く投影した傑作です。イタリアの画家マルチェリーノの絵は、非常にクラシカルで格調高く、この作品の魅力を余すところなく伝えてくれます。どうか、それぞれの絵本を手に取っていただき、ヨーロッパ絵本の詩情をたっぷり味わいながら、秋の一日をお過ごしいただけたらと思います。

22日(土)午後、詩のライブ「今、声にのせて届けたい詩集」が開催されました。当日は、天候が不安定で、公演中に雷鳴が聞こえる一幕もありましたが、朗読の Hirokoさんと、ピアノの倉さと子さんによる、力強いパフォーマンスにすっかり魅了されました。朗読されたのは、日本を代表する女性詩人、茨木のり子さんの「おんなのことば」からの前半18篇。有名な「自分の感受性くらい」や「私が一番きれいだった時」などを含む、彼女の代表作と言える詩集です。海外のドラマスクールで学ばれ、長く演劇の指導もされてきた Hiroko さんの朗読は、まさに変幻自在。スピード、声色、読みの表情など、本当に多彩で、詩を文字で読むのとは全く違う体験をさせていただき、「朗読」という表現芸術の大きな可能性を改めて感じました。また倉さんの奏でる、一篇ずつの詩の朗読に合わせて作られたというピアノ曲も、朗読と同様、とても変化に富んでいました。後で楽譜を見せていただくと、本当に書かれている情報は少なくて、まさに即興の醍醐味を味あわせてくれました。秋の休日を、素晴らしい体験で満たしてくれた、Hirokoさん、倉さと子さん、そして温かな気持ちで耳を傾けてくださったご来場者の皆様、本当に有難うございました。

10月22日(土)、心地よい秋の1日に、詩の朗読(ポエトリーリーディング)とピアノによるライブを開催することになりました。出演は、海外のドラマスクールで学ばれ、長く演劇の指導もされてきた、Hirokoさんと、ジャズ~ラテン音楽まで幅広く活躍中のピアニスト、倉さと子さん。今回は、6月に発売されたCD「おんなのことば 茨木のり子著 vol.1」収録の、代表作「自分の感受性くらい」「わたしが一番きれいだったとき」を含む、詩集前半の18篇を、素敵なピアノ演奏とともにお楽しみいただけます。また終了後のティータイムでは、館内の絵本をゆったりお楽しみください。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。

 

※内容詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」からご覧ください。

カフェ専門雑誌「Cafe.mag 11月号」(グラフィス発行)の特集「心地良きブックカフェ」に、響き館が紹介されています。関東(東京)のお店が中心ではありますが、京阪神の特色あるブックカフェも多数紹介されておりますので、もし機会がございましたら、是非手にとってご覧下さい。

 

※当HPのアクセス数(総ページビュー)が、開設以来10万を超えました。皆様の御厚意に感謝申し上げますと共に、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

朝晩の涼しい風や虫の音に、近づく秋を感じる季節になりました。響き館では、明日10日(土)より「秋の夜長に味わう絵本」と題した企画展を開催します。来週12日の中秋の名月にもちなんで、夜や月、星をモチーフにした作品を中心に、日ごとに深まる秋の夜長に味わうのにピッタリな、詩情と情感に溢れる絵本をセレクトしてみました。今回初出展の作品も多数となっておりますので、どうぞご期待ください。おすすめ絵本「いつもだれかが…」(ユッタ・バウアー作)は、そんな季節にふさわしいドイツの作品。幸運だった人生を振り返る祖父と、その物語にじっと耳を傾ける孫。そしてその一生の背後にあったものは・・・。どうか、この過ごしやすい初秋のひと時、実り豊かな時間を過ごしに、是非、響き館へお立ち寄りください。

Today's Schedule
2026.04.05 Sunday