朗読と音楽で綴る~文学と絵本散歩~ vol.10

朗読と音楽で綴る ~文学と絵本散歩~ vol.10 記念公演

~いのち煌めく夏~

 

 2014年以来、朗読家の馬場精子さんをお迎えしてお届けしてきた「朗読と音楽で綴る~文学と絵本散歩~」。約4年ぶりに開催され、大好評を博した昨年に続き、今回は10回目の記念公演になります!

 今回取り上げる作品は、何千年の命を生きる、屋久杉の森の誕生を、圧倒的な美しさで描いた「水の森」(高田裕子/作 アノニマ・スタジオ)と、37年という短い生涯の中で創作への魂を燃やし続けた画家ゴッホと、唯一彼を理解し支え続けた弟テオの物語「にいさん」(いせひでこ/作 偕成社)。切り口は違いますが、いずれも、夏に相応しく、みなぎるような「いのち」の煌めきを感じる作品です。長年のキャリアの中で「芸術としての朗読」を追求されてきた、朗読家・馬場精子さんの心揺さぶる朗読を、大型スクリーンに投影される絵、美しい音楽とのコラボレーションでご堪能ください。

  尚、公演後恒例のティータイムでは、美味しいロンネフェルト紅茶を味わいながら、館内の絵本展示もゆっくりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。

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【プログラム】

「水の森」(高田裕子/作 アノニマ・スタジオ  2015)

「森は、一滴の しずくから 生まれる。」屋久島に移住し、何千年の命を生きる屋久杉の森を描き続ける画家、高田裕子さんによる初めての絵本。一滴の雫からはじまり、100号サイズのキャンバスで、生まれてゆく森の一部や全体を撮影しながら、1日10時間の制作を4ヶ月続けて生まれた、渾身の一冊です。緻密でいて、スケールの大きい絵の美しさに圧倒されます。一滴の雫、広がる波紋、芽吹く植物、根をおおう苔たち・・・壮大なひとつの「森」が生まれていく様子を目の当たりにしながら、無数の命や時間を感じてください。  

「にいさん」(いせひでこ/作 偕成社  2008)

「にいさんは、ぼくのすべて、ぼくだけのにいさんだったのです。」37年の短い生涯の中で創作への魂を燃やし続けた画家ゴッホと、唯一彼を理解し支え続けた弟テオ。ともに芸術に生涯を捧げ、つよい絆でむすばれた兄と弟の物語。ゴッホがテオに宛てた700通近い書簡集を羅針盤に、1990年からオランダ、ベルギー、フランスと、ゴッホの足跡を辿る旅を続けてきた、いせひでこさんが、その集大成として完成させた一冊です。「生と死」そして「芸術」、ゴッホの生涯を自らの体験を通して考え続けたという、いせさん。その渾身のテキストと絵画に、心揺さぶられずにはいられません。 

* * *

日時:2025年7月27日(日) 15:30開演(15:00開場) 

※約1時間の公演後、館内の絵本を楽しむティータイム。最大18時までお楽しみいただけます。

 

出演:馬場精子(朗読家)

 

 

馬場精子(ばばせいこ 朗読家)・プロフィール

京都放送劇団では、京都府民ホールALTI柿落とし公演・主演が初舞台。以後、数多くの放送劇や朗読劇に出演。演奏家とも多数コラボレーション。

平安時代の復示音による「源氏物語」の朗読(宇治市源氏物語ミュージアム)、奈良時代の復音による「万葉集」の朗詠(歴史番組)など多方面で活躍中。

朗読コンテスト審査員、朗読講座の指導、大学の特別講師等を務める。

NHK文化センター講師。馬場精子朗読教室主宰。

 

朗読家・馬場精子 オフィシャルサイト:https://www.babaseiko.com/ 

 

会費:2,800円(要予約・先着順、ロンネフェルト紅茶つき)

 

お申込み方法:

下記、予約ページより受付中(先着順・定員10名 残席僅か)

https://hibikikan.com/reservation/event/ 

 

※受付開始までは、「予約する」ボタンが表示されません。

※席数が少ないので、ご予約は2名様まででお願いいたします。 

大人対象のイベントです。お子様連れでのお申込みはできませんので、どうかご了承願います。

※直前のキャンセルにつきましては、キャンセル料規定がございます。少人数のイベントのため、直前のキャンセルは影響が大きく、ご理解、ご了承をお願いします。

 公演3日前~前日まで・・・入場料の50%

 公演当日・・・・・・・・・入場料の100%