お知らせ(6.28 更新! NEW!)

DSCN0755v.jpg

21日(土)午後、晩秋の紅葉の楽しめる連休初日、今年も「朗読と音楽で綴る~文学と絵本散歩 vol.2」が開催されました。出演は昨年に引き続き、朗読家の馬場精子さん。響き館での朗読は、今回で3度目となります。今回は開催中の企画展「読書とアートの秋に、大人絵本」に相応しく、小川未明の「いちょうの葉」に始まり、大人の心に響く絵本作品を取り上げました。つい最近、京都府知事賞も受賞された馬場さんの朗読は、今回もその円熟した語りの力を感じさせる、見事なものでした。もともと放送劇団でデビューされただけあって、ドラマティックな表現には特に定評のあるところですが、ずっしりと心に響くモノローグや、優しく繊細な表現、また切なくも温かい、いかにも絵本らしい物語の運びなど、その声の表現は実に多彩で、聴き手を物語の世界にぐいぐい引き込んでくださいました。また本シリーズのコンセプトである、朗読と音楽とのコラボレーションでも、もともと音楽が大変お好きな馬場さんだけに、その声は、音楽の起伏や表情と、絶妙に溶け合って変化していきました。「ことば」と「絵」と「音楽」、3つの力がそれぞれを引きたて、まるで上質の映画の世界を観ているような・・・・まさに絵本の朗読会ならではの、とても豊かで贅沢なひとときとなりました。公演の後は、いつものように、ロンネフェルトの香り豊かな紅茶を飲みながら、ゆったり絵本を鑑賞できるティータイム。馬場さんと直接お話をしたり、公演で取り上げた作品はもちろん、絵本のページをゆっくりめくりながら、それぞれに余韻を楽しまれました。「文学と絵本散歩」シリーズはまだスタートしたばかりですが、この朗読会ならではの魅力をじっくり育てながら、これからも上質の絵本作品を紹介していきたいと思っています。今回も作品選びのところから公演当日まで、いつもながら真摯に作品に取り組んでくださった馬場さん、進行をお手伝いしてくださった中村さん、それぞれの物語に熱心に耳を傾けてくださったご来場の皆様、本当に有難うございました。

 

<付記>

今回の公演は、当初予定していた10月31日の公演の振替公演として開催されました。3連休初日というご多忙のところ、ご都合をつけてお集まりくださった皆様はもちろん、今回残念ながらご参加できなくなってしまったた方々に対しましても、改めてお詫びを申し上げますとともに、無事振り替え公演を開催できましたことに、心より感謝申し上げます。

いちょうの葉.jpg

紅葉深まる秋の季節、久しぶりとなる、お得なブックフェアを開催します。秋の企画展「読書とアートの秋に・・・大人絵本」では、内容的にも絵画としても、大人の心を満たしてくれる作品をラインナップ。同時開催の「One Stroke絵本フェア」では、世界的なブックデザイナー・駒形克己さんの手がけた、特に贈り物にもピッタリな、素敵な絵本が揃っております。是非、この機会をご利用いただきますよう、皆様のお越しをお待ちしております。

期間:11月19日(木)20日(金)22日(日)23日(月・祝)の4日間 (21日は貸しきりイベントのため除きます。)

特典:館内に在庫のある絵本をお買い上げの方(冊数に関係なく)

入館料(1ドリンク)・・・通常650円→500円
ドリンクおかわり  ・・・どれでも200円

※絵本セット割引き以外の各種割引き(リピータークーポン、学生割引きなど)も併用できます。

馬場精子.jpeg

11月21日(土)に開催が延期になりました。ご予約方法など、詳細は「イベント」ページをご覧ください。

 

10月31日(土)、心地よい秋の週末に、今年も大人がじっくりと味わえる絵本朗読会を開催します。出演は、約1年ぶり3度目となる、朗読家の馬場精子さん。これまで、ヴァイオリンの生演奏との共演の他、昨年の公演では、屋久杉を描いた絵本「わたしは樹だ」原画展に合わせ、同作の全文を、その卓越した朗読で聴かせてくださいました。

 

本朗読会では、タイトルにもありますように、馬場さんが得意とされている文学作品、童話(児童文学)、そして絵本の中から、この深まる秋の季節にぴったりな作品を、美しい音楽の演出とともに朗読いたします。言葉と音楽の絶妙のコラボレーションで味わう、温かく、豊かで贅沢なひとときを、どうぞご堪能ください。

 

尚、公演後恒例のティータイムでは、開催中の秋の企画展「読書とアートの秋に…大人絵本」から、館内の絵本をゆっくりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。

Aitumn Fair001.jpg

19日(土)~スタートの秋の企画展「読書とアートの秋に・・・大人絵本」にあわせて、ONE STROKE(ワンストローク)秋の絵本フェア(写真はイメージ)の開催が決定しました!ONE STROKE(ワンストローク)は、世界的造本作家、駒形克己さんによる、ポップアップ絵本の他、紙に様々な造形と工夫を施した、美しい絵本を数々出版されています。今回のフェアでは、その中から、代表作 Little tree(写真下)をはじめ、これからの紅葉の季節に向けて、秋らしい色合いの絵本が並びます。色彩や造形という、アートとしての美しさはもちろん、シンプルな作品中に込められた、豊かなメッセージや大きな発見を、是非、実際の絵本を手にとってご体感ください。

 

tree2.jpg

windchen001.jpg

駆け足で過ぎていったような、今年の夏の猛暑--。過ごしやすい気候とともに、読書とアートをゆったり楽しめる・・・そんな季節がやってきました。響き館では、19日(土)より、秋の企画展「読書とアートの秋に・・・大人絵本」を開催し、この実りと彩りの季節に、是非大人が味わいたい絵本を特集します。秋らしい情景や風物を描いた作品はもちろん、この季節ならではの、大人が読んで深く感じることのできる絵本、そして美しいアートとして大人の目と心を楽しませてくれる絵本を、どうぞゆったり味わってください。

 

 企画展おすすめの一冊「風さん」(オルファース/作 平凡社刊)は、とても秋らしい美しさに満ちた、心潤う一冊。子どもの心に寄り添いながら、温かな眼差しで、素敵な秋の一日を描きます。この絵本は、もう100年以上前に描かれたドイツの作品。作者のオルファースは、わずか34歳という短い生涯の間に、8冊の珠玉の絵本を残しました。アールヌーボーの様式美が光る愛らしい絵画、自然への曇りのない目、そしてユーモアと優しさ溢れる物語は、ドイツ古典絵本の傑作として、今も広く読み継がれています。

 

 心地よい秋のひととき、美味しい飲み物とスイーツとともに、響き館選りすぐりの「大人絵本」のページをめくりながら、心に彩りと実りを添えてみませんか。

 

Today's Schedule
2025.07.06 Sunday