お知らせ(11.1 更新! NEW!)
19日(木)~23日(月・祝)「お得な秋のブックフェア」を開催します。
紅葉深まる秋の季節、久しぶりとなる、お得なブックフェアを開催します。秋の企画展「読書とアートの秋に・・・大人絵本」では、内容的にも絵画としても、大人の心を満たしてくれる作品をラインナップ。同時開催の「One Stroke絵本フェア」では、世界的なブックデザイナー・駒形克己さんの手がけた、特に贈り物にもピッタリな、素敵な絵本が揃っております。是非、この機会をご利用いただきますよう、皆様のお越しをお待ちしております。
期間:11月19日(木)20日(金)22日(日)23日(月・祝)の4日間 (21日は貸しきりイベントのため除きます。)
特典:館内に在庫のある絵本をお買い上げの方(冊数に関係なく)
入館料(1ドリンク)・・・通常650円→500円
ドリンクおかわり ・・・どれでも200円
※絵本セット割引き以外の各種割引き(リピータークーポン、学生割引きなど)も併用できます。
【振替公演】 「朗読と音楽で綴る~文学と絵本散歩 vol.2~」を開催します。
※11月21日(土)に開催が延期になりました。ご予約方法など、詳細は「イベント」ページをご覧ください。
10月31日(土)、心地よい秋の週末に、今年も大人がじっくりと味わえる絵本朗読会を開催します。出演は、約1年ぶり3度目となる、朗読家の馬場精子さん。これまで、ヴァイオリンの生演奏との共演の他、昨年の公演では、屋久杉を描いた絵本「わたしは樹だ」原画展に合わせ、同作の全文を、その卓越した朗読で聴かせてくださいました。
本朗読会では、タイトルにもありますように、馬場さんが得意とされている文学作品、童話(児童文学)、そして絵本の中から、この深まる秋の季節にぴったりな作品を、美しい音楽の演出とともに朗読いたします。言葉と音楽の絶妙のコラボレーションで味わう、温かく、豊かで贅沢なひとときを、どうぞご堪能ください。
尚、公演後恒例のティータイムでは、開催中の秋の企画展「読書とアートの秋に…大人絵本」から、館内の絵本をゆっくりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。
秋の企画展と同時開催!:ONE STROKE 秋の絵本フェア
19日(土)~スタートの秋の企画展「読書とアートの秋に・・・大人絵本」にあわせて、ONE STROKE(ワンストローク)秋の絵本フェア(写真はイメージ)の開催が決定しました!ONE STROKE(ワンストローク)は、世界的造本作家、駒形克己さんによる、ポップアップ絵本の他、紙に様々な造形と工夫を施した、美しい絵本を数々出版されています。今回のフェアでは、その中から、代表作 Little tree(写真下)をはじめ、これからの紅葉の季節に向けて、秋らしい色合いの絵本が並びます。色彩や造形という、アートとしての美しさはもちろん、シンプルな作品中に込められた、豊かなメッセージや大きな発見を、是非、実際の絵本を手にとってご体感ください。
秋の企画展「読書とアートの秋に・・・大人絵本」を開催します。
駆け足で過ぎていったような、今年の夏の猛暑--。過ごしやすい気候とともに、読書とアートをゆったり楽しめる・・・そんな季節がやってきました。響き館では、19日(土)より、秋の企画展「読書とアートの秋に・・・大人絵本」を開催し、この実りと彩りの季節に、是非大人が味わいたい絵本を特集します。秋らしい情景や風物を描いた作品はもちろん、この季節ならではの、大人が読んで深く感じることのできる絵本、そして美しいアートとして大人の目と心を楽しませてくれる絵本を、どうぞゆったり味わってください。
企画展おすすめの一冊「風さん」(オルファース/作 平凡社刊)は、とても秋らしい美しさに満ちた、心潤う一冊。子どもの心に寄り添いながら、温かな眼差しで、素敵な秋の一日を描きます。この絵本は、もう100年以上前に描かれたドイツの作品。作者のオルファースは、わずか34歳という短い生涯の間に、8冊の珠玉の絵本を残しました。アールヌーボーの様式美が光る愛らしい絵画、自然への曇りのない目、そしてユーモアと優しさ溢れる物語は、ドイツ古典絵本の傑作として、今も広く読み継がれています。
心地よい秋のひととき、美味しい飲み物とスイーツとともに、響き館選りすぐりの「大人絵本」のページをめくりながら、心に彩りと実りを添えてみませんか。
絵本「つみきのいえ」朗読会~絵本とJazzの調べ vol.10~、盛況にて終了しました。
5日(土)、秋の長雨の合間の貴重な晴れの週末に、絵本「つみきのいえ」朗読会を開催することができました。開館した年から5年間、響き館とともに歩んできたとも言える「絵本とJazzの調べ」。その第10回目という節目となった今回、絵本「つみきのいえ」の朗読にチャレンジしました。「つみきのいえ」は、2009年度のアカデミー賞を受賞した短編アニメーションを、作者の加藤久仁生さんと平田研也さんのお二人が自ら絵本の形にしたものです。オリジナルのアニメーションは、台詞がなく、映像と音楽だけで物語が進行しましたが、絵本版では、そこに言葉が入り、設定、構成にも少し変更が加えられています。出演の樋口みづほさん(朗読、Vo)と佐藤由行さん(p)のお二人は、今回も息もピッタリ、この味わい深い作品をじっくり読み込んで、その魅力を鮮やかに表現してくださいました。大工道具を海に落としてしまったところから偶然に始まる、おじいさんの想い出を辿る旅。その一つ一つを、時には瑞々しい明るさで、また時には深く切なく、朗読とピアノで表現していきます。そして、おじいさんとおばあさんが人生をともに歩むスタートとなった最初の小さな家のシーンの、パッと日の光がさすような場面から、ラストシーンにかけては圧巻で、美しい映像と、語りと音楽が一体となって、本当に作品の中に引き込まれていくようでした。今回、この公演で「つみきのいえ」を取り上げる中で、人生の大切な1コマ1コマの経験と想い出が、家という形で「積み木」のよう重なっていくという、物語の着想の素晴らしさと、豊かで緻密な映像美を、改めて再確認しました。アカデミー賞の授賞式での、加藤さんの"Thank you for my pencil."というスピーチは、本当に印象的でしたが、それほどまでに一枚一枚の絵に、膨大な時間と労力をかけて、心をこめて丹念に描かれたのだと思います。
今回の公演で、この素晴らしい絵本を上演できたことを心から嬉しく思うと同時に、時間をかけて準備をしてくださった樋口さんと佐藤さん、ご協力をいただいた(株)ROBOTさん、白泉社さん、そして当日、熱心にご鑑賞くださったお客様に、心より感謝いたします。本当に有難うございました。「絵本とJazzの調べ」の今後にも、どうぞご期待ください。