お知らせ(8.2 更新! NEW!)
2010.11.19 (Fri) 13:37
秋の企画展Ⅱ 「心に寄り添う絵本」 開催中です。
樹々は今まさに紅葉の真っ盛り。日ごとに寒さが増す中、これから厳しい冬を迎えます。そんな晩秋から冬の到来の季節に合わせ、響き館では「心に寄り添う絵本」と題し、日頃私達が辛かったり悲しかったりした時に、そっと心に寄り添ってくれるような絵本を特集します。近年、大人にとっての絵本の意味が見直される中で、様々な人生の苦しみや悲しみを、正面から取り上げた絵本も珍しくなくなってまいりました。今回取り上げた作品も、重いテーマを扱いながらも、絵本ならではの、ユーモアと温かさに溢れたものばかりです。
今回のおすすめ絵本『うさぎのルーピースー』は、人気の絵本作家、どいかやさんによる、美しい小品です。「朝おきると 机のしたで うさぎが 死んでいました」という印象的な一文で始まるこの絵本では、自ら自然の中で暮らし創作を続ける作者ならではの、鋭くも温かい目を通して、死と再生の物語が切々と語られます。
どうか、それぞれの絵本を是非手にとっていただき、この晩秋から冬の始まりの季節にふさわしい、切ないけれど温かい、そんな物語を味わうひとときとなれば幸いです。
2010.11.15 (Mon) 09:24
大人のための絵本朗読会「秋」 終了しました!

昨日14日(日)、響き館では2回目となる、牧内多美子さんによる、大人のための絵本朗読会が開催されました。当日は、開演前から、宝ヶ池通りで拡声器を用いたデモがおこなわれ、朗読会の開催が難しい状況になってしまいました。デモは2時間くらいは続くだろうという状況の中、急きょ予定を変更して、ティータイムを先におこなうことになりましたが、その間、牧内さんから、ご自身の朗読との出会いやこれまでの歩みのお話があり、参加者からも、絵本や朗読への思いなど様々なお話が出て、会場はすっかり和やかなムードに!その後、1時間ほど遅れて始まった朗読会も、皆様の素晴らしい集中力もあって本当に素晴らしいものになりました。特に終盤、物語のクライマックスでは、牧内さんの朗読にも情感がどんどん溢れ出し、参加者の皆様がぐいぐい引き込まれていくのが、肌で感じられました。予想もしないハプニングでしたが、読み手と聞き手が一体となった、ある意味忘れられない朗読会となりました。素敵な計らいをいただいた牧内さん、そして温かい雰囲気で、一心に耳を傾けてくださった参加者の皆様、本当に有難うございました!
2010.11.06 (Sat) 14:49
絵本作家、佐野洋子さんのご冥福をお祈りいたします。
「100万回生きたねこ」の作者で絵本作家、佐野洋子さんが昨日72歳で亡くなられました。当館へお越しのお客様も、この絵本を目にすると、ほとんどの方が「これ知ってる!」「やっぱりいいですよね」という言葉を口にされます。出版されてから30年余り、これほど多くの人に読まれ、強い印象を残してきた絵本は数少ないのではないでしょうか。主人公のねこは、生まれて初めて「いつまでも生きていたい」と思った時、皮肉にも「生」は一回限りであることを知ることになります。そんな当たり前の真実を私達に、鋭く突きつけてくるこの絵本は、やはり歴史に残る名作絵本だと思います。佐野さんは、他にもユーモア溢れる絵本を数多く残され、また心に残るエッセイもたくさん残してくださいました。ここに、慎んで佐野洋子さんの業績を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。
2010.10.29 (Fri) 20:07
大人のための絵本朗読会「秋」を開催します!
11月14日の日曜日、紅葉深まる、京都の秋の休日に、大人のための絵本の朗読会「秋」を開催することになりました。7月に響き館初のイベントで朗読してくださり、好評を博した朗読家、牧内多美子さんを再びお招きし、この秋から冬へと移り変わる季節をしっとりと感じていただける絵本を朗読いたします。朗読を楽しんでいただいた後は、いつものように、館内の絵本を自由にお読みいただきながらのティータイムです。ご予約の受付は、31日(日)午前10時~です。皆様の、ご参加を楽しみにお待ちいたしております。
※詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」をご覧ください。
※詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」をご覧ください。
2010.10.25 (Mon) 13:40
「絵本とJazzの午後」 盛況にて終了いたしました!

昨日、響き館3回目のイベントとなる、「絵本とJazzの午後」が開催されました。多数の皆様にご来場いただき、急遽決定した追加公演も含め、2回の公演とも、満席にて、成功させることができました。本当に有難うございました。コンサートでは、ジャズボーカルの樋口みづほさんが、秋にぴったりの絵本の朗読に、数々のジャズナンバーを、見事に織り込んで歌ってくださいました。「朗読と歌をいつかいっしょにやってみたかった」という、樋口さん。その想いがひしひしと伝わってくるような、深みと艶のある声、見事な声量で歌い上げるバラードに、すっかり魅了されました。また今回が初共演という、ピアノの 西脇敦子さんの演奏も見事で、樋口さんの朗読と歌にぴったりと寄り添い、ジャズならではの即興性やセンスのきらめきを感じさせてくれるものでした。今回は、初めての Jazz ライブということもあって、会場は思わぬ熱気につつまれ、10月下旬にもかかわらず、途中から何と冷房まで入れてしまいました!今後も、秋からクリスマスにかけて、響き館では、様々なイベントを計画中です。ホームページの更新情報にご注目ください。