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「オーリキュラの物語によせて 花と愛を歌う、ケルトの調べ 高野陽子 Special Live」、忘れられない1日となりました!

2023523日、響き館に、また、生の「声」と「音楽」が戻って来ました!コロナ渦以降、実に3年ぶりとなる音楽イベントとなった「オーリキュラの物語によせて 花と愛を歌う、ケルトの調べ 高野陽子 Special Live」。美しい絵本の物語と音楽に、目と耳と心が満たされる1日となりました! 

「オーリキュラと庭のはなし」朗読と音楽による映像上映(朗読:馬場精子さん)の後、まだたっぷりと余韻が残る中、そっと静かに流れ出したライアーの繊細で優しい音色。そこに、高野陽子さんの凛とした、艶のある美声が重なります。歌われたのは、アイルランド民謡「サリーガーデン」。そう、今日のプログラムは、オーリキュラの物語によせて、「花」「愛」「いのち」「庭」「別れ」「(いのちや愛の)循環」といったテーマでセレクトされた、ケルトの名曲たちです。 

「庭の千草」という日本語詞でも親しまれている「ラストローズオブサマー」や「マハラリーの華」など、ライアーの弾き語りを中心にしながら、パンデイレタやシュルティボックスなど、ケルトの民族楽器も披露してくださいました。

ケルトの音楽は、抒情的でどこか哀愁を帯びたものが多いのですが、特にアララダスマリニャス〜マリアソリーニャで使用した、シュルティボックスの奏でる通奏低音は、神秘的で、独特の情感を漂わせて、とても印象的でした。 

新型コロナは5類に移行し、感染対策も緩和されたとは言え、この狭い空間に10名以上が集い、歌唱を伴うイベントをおこなうことに、戸惑いや葛藤もありました。加えて、絵本作品の後に、それと調和するプログラムを組む難しさ。たくさんの課題がある中、高野陽子さんは、本当に誠実で丁寧に取り組んでくださいました。響き館での公演は4回目、しかも響き館の原点となった、今はなき「安曇野絵本館」に何度か訪れたことがあり、その空気を肌で知ってくださっている高野さん。コロナ渦以降、初の音楽イベントを何とか成功させたいという強い想いで、気持ちを一つにすることができました。 

絵本の美しい絵と言葉と音楽が、調和して響き合う空間を創りたい・・・この日、響き館の原点をまた取り戻すことができたように思います。高野陽子さんはもちろん、平日午後という難しい時間帯にもかかわらず、足を運んでくださり、言葉と音楽に、熱心に耳を傾けてくださったお客様に、感謝の気持ちでいっぱいです。これを足掛かりに、また生の朗読や音楽を皆様にお届けしていけたらと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 

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春の特別開館も、会期延長分も含めて、残り開館日8日間となりました。オーリキュラの美しい絵と物語に会いに、是非お越しください! 

会期:4月21日(金)~6月5日(月) ※会期延長決定!

休館日:火曜・水曜

開館時間:13時~18時(入館・ラストオーダー:17時まで)

入館料:700円(税込み 1ドリンクつき ※美味しいスイーツは追加でご用意できます。) 

※特別開館の詳細 → https://hibikikan.com/free/exhibition-2023-a

※来館予約はこちらから → https://hibikikan.com/reservation/event/ 

 

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2024.04.25 Thursday