お知らせ(11.1 更新! NEW!)
「絵本とJazzのクリスマス」、盛況にて終了しました!
14日(日)、開館以来大切に続けてまいりました「絵本とJazzの調べ」を開催いたしました。シリーズ9回目となった今回は、「絵本とJazzのクリスマス」と題して、クリスマスの名曲と、クリスマス絵本をメインにしたブログラムとなりました。出演は、おなじみのジャズボーカリストの樋口みづほさんと、ジャズピアニストの西脇敦子さん。響き館での共演も5回目となるお二人は、今回も息もピッタリのライブを楽しませてくれました。まずプログラム前半は、クリスマスの有名な讃美歌を絵本とともに楽しみました。中高生の時、聖歌隊で歌っておられたという樋口さんにとっては、いずれも思い出深い曲ばかり。歌詞のひとつひとつを大切にしながら心をこめて歌いあげられました。また西脇さんも、今回のライブにあわせて独自にアレンジをされ、美しい音色で歌声を支えてくださいました。讃美歌を聴きながら、すっかりクリスマス気分になったところで、後半のメインプログラムは、クリスマスの物語の古典で、定番中の定番である、The Night Before Christmas の絵本。クレメント・クラーク・ムーアが、今からもう200年近くも前に自身の子供たちのためにかいた詩から生まれた物語です。樋口さんと西脇さんのお二人は、このクリスマス前夜、静寂の中で起きた奇跡と喜びを、美しい朗読と、スタンダードジャズの名曲や、ピアノの即興演奏を駆使して、見事に表現してくださいました。この名作物語は、長い歴史がある故に、多くの著名な絵本画家たちが絵を添えられています。公演後のティータイムでは、その新旧さまざまな絵本版を読み比べて楽しんでいただきました。厳しい寒さとなった冬の休日でしたが、時計の針を10日間進めて、まさに「絵本とJazz」の力で、クリスマス前夜にタイムスリップして、心温まるひとときを過ごすことができました。いつも入念な準備で公演に臨んでくださる、樋口さん、西脇さん、寒い中、響き館まで足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。