お知らせ(11.1 更新! NEW!)
絵本「わたしは樹だ」原画展-たくさんのご来場ありがとうございました!
響き館における、初めての絵本原画展「わたしは樹だ」が無事終了いたしました。信州の「安曇野絵本館」や「えほんミュージアム清里」で、絵本原画の素晴らしさ、そして大人の心に響く絵本の魅力に初めて気づかされたのが約10年前・・・。以来、多くの素晴らしい原画と接してきましたが、まさか自分がこうして絵本原画を展示し、皆様に見ていただける立場になるとは夢にも思っておりませんでしたので、原画展を無事に終えた今、本当に感慨深いものがあります。約2か月前、とても緊張しながら、届いた原画の箱の梱包を解いた時のワクワク感、そして壁面いっぱいにnakabanさんの素晴らしい原画を飾り終えた時の喜びは、大切な記憶として、この先もずっと忘れられないことと思います。
原画と共に過ごしたこの2か月間。印刷では分からない、色彩やタッチなどから、一枚一枚の絵に込められた画家の心を感じ取る・・・そんな「原画を見る楽しみ、醍醐味」を改めて実感しました。また朗読と映像・音楽を用いて、新しい形で絵本の魅力をお伝えしたり、10月5日には、原画に囲まれた空間で、馬場精子さんによる「わたしは樹だ」の素晴らしい全文朗読を味わったりと、本当に充実した毎日でした。
すっかり響き館の空間に溶け込んでくれた原画の数々とお別れした今、とても寂しい気持ちと同時に、これをきっかけに、また響き館の新しい魅力を作り出していけたら・・・という気持ちで一杯です。今回の原画展の開催に当たり、素晴らしい原画を快くお貸しくださったnakabanさん、「屋久杉」の物語を通して「ホリスティック」という大切な概念に触れるきっかけを与えてくださった、作者の松田素子さん、原画展全般の運営やブックフェアの開催にご尽力くださった、アノニマスタジオの下屋敷さん、そして会期中、響き館を訪れて、じっくりと作品をご鑑賞下さったご来場の皆様に、改めてお礼を申し上げたいと思います。本当に有難うございました。