お知らせ(12.4 更新! NEW!)
秋の Special 4 Days 「朗読映像とブックトークでめぐる 絵本のたび」、たくさんのご参加、有難うございました!
「私はあのランプを、会ったことのないあなたのために作ったのです。どこかの誰かが、きっと気に入ってくれると信じて、一生懸命作ったのです。」(『ゴールディーのお人形』 M.B.ゴフスタイン/作 末盛千枝子/訳 現代企画室 より)
「朗読映像とブックトークでめぐる 絵本のたび」(同時開催「橋の上で」絵本パネル展)、4日間の日程がすべて無事に終了しました!
当館の原点でもあり、心のふるさととも言える安曇野(安曇野絵本館)、清里(えほんミュージアム清里)との出会いに始まり、朗読との出会いから、絵と言葉と音楽の総合芸術を目指すようになった経緯、自然と絵の力、悲しみと癒し、そして人生の機微を映し出す絵本・・・今の自分に伝えられることはすべて、精一杯お話させていただきました。この13年間に出会った素晴らしい絵本を朗読映像(朗読:星野祐美子さん、福山ひでみさん、馬場精子さん)とともに振り返る旅は、響き館が歩んできた道のりそのものでもありました。
いつも心の拠り所となってくれた、冒頭でご紹介した「ゴールディーのお人形」の言葉。そして、10周年の節目にご紹介した「森かげの家」(絶版 マーティン・ウォデル/作 アンジェラ・バレット/絵 PARCO出版局)は、えほんミュージアム清里で購入した複製画(ジークレー版画)とともに、私の宝物です。
秋のイベントと銘打ちながら、連日(特に前半2日間)真夏のような暑さの中をご来場いただき、長時間、最後まで熱心に耳を傾けてくださったお客様には感謝の言葉しかありません。改めて本当に有難うございました!
まもなく9月も終わり。11月から予定している秋冬の特別開館(改めてお知らせいたします!)に向けて、これからまた一歩踏み出そうと思います。まだ会ったことのないお客さま、これから出会うであろう素晴らしい絵本のために・・・そしてもちろんこれまでに出会った素晴らしいお客様と絵本のために。「このことをずっとおぼえていたいって、そんな日がきっとあなたをまっている」(「海のアトリエ」堀川理万子 偕成社より)と信じて。