お知らせ(11.1 更新! NEW!)
「クリスマス・キャンドルと絵本の夕べ」、たくさんのご来場、有難うございました!
12月22日~25日の4日間限定で開催の「クリスマス・キャンドルと絵本の夕べ」が無事に終了いたしました。2010年の開館以来、コロナ禍が最初に拡大した2020年を除いて、毎年大切に続けてきたこのイベント、12回目となる今回は、今まで以上に盛りだくさんな内容で開催いたしました。
2022年の企画展を彩った、「幸せの鍵が見つかる 世界の美しいことば」(前田まゆみ/絵・訳 創元社)と「海のアトリエ」(堀川理万子/作 偕成社)。朗読と音楽によるプロモーション映像(朗読:馬場精子)のアンコール上映では、作品の素晴らしさを再認識すると同時に、特に春の企画展の前に始まった、ロシアによるウクライナ侵攻のことなど、お話をしながら、当時の想いや感情が鮮やかに蘇りました。
「海のアトリエ」の中でも、特に印象深い「花子のマスク」(ロダン作)のシーン。「そうか、つらそうでもすばらしいのか」…確かに、辛い時だからこそ、感じられること、見えるもの、そして出会えるものがあります。人生に迷っていた時に出会った安曇野絵本館と館長の廣瀬さん、そこから響き館をオープンするに至った経緯、12年間ずっと大切にしてきたこと、そしてこれからも変わらず大切にしていきたいこと、お話を続ける中で、様々な想いが心の中を駆け巡ります。
「あなたはこれから、あなたのだいじな人にであうのよ。このことをずっとおぼえていたいって、そんな日が、きっとあなたをまってるわ。」…最後のおばあちゃんの言葉に託された「宝物」のようなメッセージは、大人か子どもかに関係なく、まさに普遍的なメッセージではないでしょうか。
イベントでは、他にも、もう絶版になってしまった貴重なクリスマス絵本の紹介や、ジャズピアノの自動演奏(Moon River, The Christmas Song)、そしてお待ちかねのティータイムでは、久しぶりの日本入荷となった、ロンネフェルトのクリスマスティー「ウィンターメルヘン」の甘く芳醇な香りとともに、美味しいチーズケーキとシュトーレンを楽しみました。
2022年も、残すところあと数日となりましたが、ゆれるキャンドルとイルミネーションの灯りの中で、上質な絵本に囲まれてお客様とともに過ごした夕べは、今年を締めくくる最高の時間になりました。寒い中(2日目と3日目の朝は、積雪も!)、ご来場くださったお客様に、改めて感謝申し上げます。本当に有難うございました!
新しい年にもまた、皆様に「大人×絵本」という贅沢な空間と時間をご提供できるように、頑張りたいと思いますので、どうぞご期待ください。また皆様とお会いできる日を、楽しみにしております!