お知らせ(11.1 更新! NEW!)
春の特別開館:「世界の美しいことば」前田まゆみ 絵本原画展、たくさんのご来館、有難うございました!
春の特別開館:「世界の美しいことば」前田まゆみ 絵本原画展が、無事に終了いたしました!コロナ禍に加えて、世界では非人間的で残虐な戦争が起き、心を痛めながらの準備、開催となった今回の特別開館。そんな中、「世界の美しいことば」の中の言葉と絵に何度も救われました。今回の企画が、この「世界の美しいことば」で良かった・・・今、心からそう思います。
会期が終わると、いつも誰もいない静かな館内(写真下)をしばらく眺めながら、会期中に出会ったお客様や、印象に残った出来事を思い返すのですが、今回は特に心に深く刻まれるようなことがたくさんありました。本当に久しぶりに再会できたお客様から、初めて来てくださったお客様との出会い、その時にかわした何気ない会話や、ノートやアンケートにいただいた温かい言葉、後日送ってくださったメール、すべてが私と響き館にとって、宝物だと思っています。
朗読映像の最後に紹介した、エミリ・ディキンスンの詩には、こう綴られています。
もし 私が ひとつの心がこわれるのを
止められるなら
生きるのも むだではない
気をうしないかけた こまどりを
巣にもどして あげられるなら
生きるのも むだではない
当館のような小さなお店にできることは限られていますが、こんな気持ちを心のどこかに留めておけたらと思っています。
響き館は再び休館となりますが、また次の機会へ向けて、しっかり準備してまいりたいと思います。どうかその日を楽しみに、これからも引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
最後に、お忙しい中ご来場くださった皆様、美しい作品を通して優しく豊かなメッセージを届けてくださった前田まゆみさん、プロモーション映像で素晴らしい語りを聴かせてくださった朗読家の馬場精子さん、開催にあたりきめ細かくご対応くださった、創元社の高野さん、坂上さん、本当に本当に有難うございました!