お知らせ(6.8 更新! NEW!)

去る日曜日、朗読セラピスト・フリーアナウンサーの日向のり子さんによる、「ことばと音色で奏でる絵本朗読会 vol.3」が開催されました。ここ数日は、秋を通り越して冬のような寒い日が続いていましたが、当日は穏やかな好天に恵まれ、宝ヶ池通りのケヤキ並木も美しく紅葉する中での朗読会となりました。シリーズ3回目となる今回も、日向さんの素晴らしい朗読と、豊かな音楽の音色とのコラボレーションを通して、国内、海外の作品を楽しみました。特に今回は、音楽の細かなメロディーの動きや、転調なども考えながらの、より細やかなコラボレーションとなり、日向さんのよく通る美しい声の朗読も、一段と情感豊かで、まるで音楽の息づかいを感じながら、呼吸しているかのようでした。開催中の企画展「絵本がひらく想像力のとびら」の趣旨の一つでもある「想像することが人の悲しみを癒してくれること」、また人間の深く切ない情愛や、人の愚かさ、運命のはかなさなど、作品にこめられたメッセージが鮮やかに伝わってきて、絵本がもっている言葉と絵の力を再認識させられました。公演後、恒例のティータイムでは、日向さんと熱心にお話されたり、館内の絵本を思い思いに楽しんでいただきました。今回も、作品選びから、入念な打ち合わせ、リハーサルなど、情熱的に取り組んでくださった日向さん、打ち合わせから当日の進行まで快く協力してくださったスタッフの奥村さん、そしていつも温かな雰囲気で、この絵本朗読会に熱心に耳を傾けてくださるご来場の皆様、本当に有難うございました。

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2024.10.08 Tuesday