お知らせ(6.8 更新! NEW!)

本格的な冬を迎え、街は年の瀬の慌ただしさを増してきました。この寒さの厳しい季節に合わせ、響き館では「雪に温まる絵本」と題し、「雪」や「冬」、そして「クリスマス」をモチーフにした絵本を特集しています。一大イベントであるクリスマスはもちろん、寒さが身に沁みる季節だからこそ、人はぬくもりを求めるのでしょうか、今回取り上げた作品も、「雪」や「冬」にちなんだ作品ではありますが、絵本ならではの、私達の心を温めてくれる物語ばかりです。

今回のおすすめ絵本『モミの木』は、アンデルセンによって書かれ、一世紀半もの間読み継がれてきた名作。クリスマスを彩るモミの木を題材にした物語は、アンデルセン独特の悲哀に満ちていますが、今も私達の共感を呼ぶのは、やはり作者の人間に対する限りない愛情が溢れているからでしょう。また、イギリスの絵本画家バーナデット・ワッツによる挿絵も、温かくて、独自の優しい色彩が大きな魅力となっています。

どうか、それぞれの絵本を是非手にとっていただき、この冬の厳しい寒さの中、心温まる物語と出会うひとときとなれば幸いです。皆様のご来館をお待ちしております。

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2024.10.08 Tuesday