お知らせ(4.5 更新! NEW!)

読書にぴったりの季節を迎え、この度、響き館では店内外の小さなリニューアルをおこないました。

・ギャラリー風のアプローチが完成しました。アーチをくぐった後、絵本のシーンをお楽しみいただきながら、お入りください。

     

※画像クリックで拡大します。

・閲覧用、販売用の絵本のスペースを広げ、絵画のように絵本の表紙を飾るというコンセプトは変えずに、大幅に冊数を増やしました。館内に入ると、色鮮やかで美しい絵本に包まれている幸福感を感じていただけます。

 

・テーブル席に、静かな読書空間を演出する、ステンドグラスのLEDキャンドルホルダーを設置しました。

 

・イギリスを代表する絵本作家、アンジェラ・バレットの「森かげの家」の版画を展示しました。実際の絵本作品とあわせて、原画に迫る繊細な色彩とタッチをお楽しみください。(館内では他に、酒井駒子「ビロードのうさぎ」の版画をお楽しみいただけます。)

 

※今後も内容・サービス面での新しい企画を考えています。どうぞご期待ください。

朝夕に秋の気配を感じる季節になりました。響き館では、22日(土)より、秋の企画展「絵本がひらく想像力の扉」を開催、豊かなイマジネーションの世界へ私達を案内してくれる絵本を特集します。絵本は、美しい言葉と豊かな絵画世界を通して、子供たちを楽しい想像の世界へ導いてくれるもの。それは、大人にとっても、しばし日常の生活を離れ、思索にふけったり、心癒されたりする、かけがいのない瞬間でもあります。

今回のおすすめ絵本「アリアドネの糸」は、ギリシャ神話に登場するエピソードをモチーフにした、スペインの絵本。父親に叱られ、思わず家を飛び出した女の子アリアドネは、ポケットの中に小さな糸玉が入っているのを見つけます。ソブリーノによるこの小さな想像と冒険の物語は、人気画家オドリオゾーラの、シンプルな構図と色彩ながら、大胆かつ奔放な線と余白が美しいイラストレーションによって、一段と魅力あふれる作品となっています。

どうか、それぞれの絵本を手に取っていただき、絵本が導いてくれる想像の世界に遊び、さわやかな秋のひとときをお過ごしいただけたらと思います。

※響き館では、プチリニューアルをおこないました。ギャラリー風のアプローチ、閲覧・販売用絵本スペースの拡大、静かな読書の雰囲気を演出するステンドグラスキャンドル、またイギリスの絵本作家A・バレットによる版画作品の展示など、新しい魅力の増した響き館を是非お楽しみください。(近日中にHPに掲載予定です。)

※尚、20日(木)21日(金)は、展示入れ替えおよび工事のため、休館いたします。

 梅雨明けも間近に迫り、京都の暑い夏が迫ってまいりました。今夏の響き館では、「想い出を綴る絵本」と題し、人々の様々な想い出を綴った絵本を特集いたします。忘れることのできない喜びや悲しみ、楽しかった出来事、温かい感情や懐かしい風景、そして大切な人の思い出…。デジタル化が進む現代においても、「絵本」はどこか懐かしい温もりを感じさせてくれるメディアですが、今回選んだ古今東西の作品は、そうした人々の記憶に残る想いを、時には鮮やかに、また時には淡く情緒的に伝えてくれるものばかりです。

 

今回のおすすめ絵本「水曜日の本屋さん」は、スイスの作家とフランスの絵本画家による作品。一軒の小さな本屋さんを舞台に、ある女の子とおじいさんとの心温まる交流が、シンプルな文体と色彩鮮やかな絵画を通して、静かに、時にドラマティックに描かれます。おじいさんの心の奥に秘められた悲しい記憶と、女の子の純粋な温かさの対比が、読者の心に染み入ります。

 

どうか、それぞれの絵本を手に取っていただき、それぞれの作品のノスタルジックな世界を通して、懐かしい想い出に心を潤していただければと思います。

昨日、響き館では4回目となる「絵本とJazzの調べ」が開催されました。今回は「詩と音楽の生まれる瞬間(とき)」という副題を添え、一人の詩人に焦点を当てながら、その作品はもちろん、詩という芸術が生み出される瞬間の神秘に、朗読と音楽を通して迫ろうという試みでした。今回の出演は、ジャズボーカリストの樋口みづほさんと、ジャズピアニストの佐藤由行さん。昨年5月の開館1周年記念公演以来の師弟共演となりました。少し難しいテーマではありましたが、樋口さんのよく通る豊かな声の朗読と歌声、時折はさまれるジャズスタンダードの名曲たち、朗読と音楽の絶妙なバランスと、センスのよいピアノの調べによって、詩の世界を堪能することができました。特に、フリーと呼ばれるピアノの即興演奏は、聴き応え十分。その瞬間瞬間の言葉や空気を感じながら、まるで生き物のように変化し、一篇の詩が読まれた後に奏でられる後奏は、言葉の余韻をかみしめるように続きました。お二人のパフォーマンスは、まさに今回のテーマである「詩と音楽の生まれる瞬間」を体験させてくれるものだったと思います。今回も企画段階から入念な準備をして、素晴らしい公演をしてくださった樋口さん、佐藤さん、そして熱心に言葉と音に耳を傾けてくださったご来場の皆様、本当に有難うございました。(今回、ライブ中の撮影ができなかったので、昨年5月の時のお二人の共演の様子を、再UPさせていただきました。)

6月24日(日)に、開館以来4度目となる、絵本の朗読とジャズのコンサートを開催することになりました。出演は、いつも素晴らしい歌声と朗読で私達を魅了してくださる樋口みづほさんと、ソロやトリオで大活躍中のジャズピアニスト、佐藤由行さん。昨年5月の開館1周年記念コンサートで素晴らしい初共演を果したお2人が、約1年ぶりに来演いたします。

今回は、詩や絵本の朗読と音楽のコラボレーションを通して、詩や音楽の創作の秘密に迫ります。また公演後恒例のティータイムでは、館内の絵本をゆったりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。

 

10日(日)正午より、先着順にてご予約の受付を開始いたします。内容詳細とご予約方法は、メニューの「イベント」をご覧ください。

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2024.05.21 Tuesday