お知らせ(4.5 更新! NEW!)

11月8日発売の、Leaf ムック「MBSテレビ・ラジオ 今行きたい京都の本」の中で、当館を紹介してくださいました。このガイドブックは、MBS毎日放送の番組出演者やアナウンサーが、「新しい京都」を模索し、口コミ形式で紹介するという、今までになかったタイプの、ユニークな京都本です。響き館は、「JPIC読書アドバイザー関岡アナの居心地の良い読書スポット」の中で紹介されています。これから紅葉のベストシーズンを迎える京都ですが、この新しいガイドブックを手に、秋に相応しい文化アートスポットはもちろん、今まで知らなかった京都を発見しにお出かけしてはいかがでしょうか。

当館でも折りにふれお勧めしてまいりました、M.B.ゴフスタインの絵本「ゴールディーのお人形」。出版元の閉鎖により近年入手できない状況が続いておりましたが、この度、現代企画室より待望の復刊となりました。木の人形を作る職人の女の子ゴールディーが、ある素晴らしい出会いを通して、自分の仕事のかけがいのない意味と幸せを見出していく物語。「私が本の中で表現したいと思っていることは、自分が信じるすばらしい何かのために黙々と働く人の美しさと尊さです。そして、本はだれか人が書いたということを知って以来、私は本を書く人になりたいと思っていました。」(ゴフスタイン)という作者の言葉通り、現代に生きる私たちの心を励まし、多くの人々に愛された彼女の代表作です。響き館でも早速、展示販売しておりますので、是非手にとって味わっていただけたらと思います。

 

尚、現代企画室では、「末盛千枝子ブックス」と題し、絵本の名編集者で、近年は被災地で「3.11 絵本プロジェクトいわて」代表としてもご活躍されている同氏による企画・著作の発行の他、ゴフスタインをはじめ、以前出版されていた名作絵本の復刊に取り組まれています。詳しくは、同社ホームページをご覧下さい。(復刊リクエストも受け付けておられます。)

 

現代企画室: http://www.jca.apc.org/gendai/contents/suemorichiekobooks/index.html

ほんのひと月ほど前までの猛暑が嘘のように、季節は大きく進み、これから古都・京都は美しい紅葉の季節を経て、また寒い冬の季節に向かっていきます。この深まる秋からの季節、響き館では、「問いかけ、語りかける絵本」と題して、本の中に、質問・問いかけが含まれている作品や、モノローグの語りで物語が進行する絵本を特集します。これらの素晴らしい作品の多くは、その絵本の世界に引き込まれていくうちに、まるで私達自身に、絵本が直接問いかけ、語りかけてくるかのような感覚を味わうことができます。

 

今回のおすすめ絵本「最初の質問」は、詩人・長田弘氏の代表作である詩と、絵本画家・いせひでこ氏による美しい絵画のコラボレーション。シンプルな言葉で紡がれる一つ一つの質問は、時に優しく、時に鋭く私達の心の奥深くに問いかけてきます。いせ氏の絵は、透明感あふれる美しさに満ち、言葉の意味を深く捉え、新たな作品へと昇華させています。長田氏によると、この詩は、「ことば」と「絵」という二つの楽器が演奏するソナタとして構想されたとのこと。まさにその一つの結晶とも言えるこの絵本は、自分自身はもちろん、大切な人への贈り物にもぴったりな一冊です。

 

どうか、それぞれの作品を手に取っていただき、絵本の中からの「問いかけ」、「語りかけ」の声に耳を傾け、そっと心で対話してみては如何でしょうか。

※7日(木)、8日(金)は展示替えのための休館となります。

台風が過ぎ去って、一気に秋が深まってきました。響き館では、開催中の企画展「絵本に見える家族の風景」がいよいよフィナーレを迎えます。そこで、10月31日(木)~11月4日(月・祝)の会期最後の5日間限定で、お得なブックフェアを開催いたします。

期間中、
絵本を1冊ご購入の方      ・・・「響き館珈琲」または「ロンネフェルト紅茶」を半額250円
絵本を2冊以上ご購入の方・・・「響き館珈琲」または「ロンネフェルト紅茶」を無料
にてご提供させていただきます。
(他の割引きサービスとの併用はできません。また「絵本便」は対象外とさせていただきます。)

企画展特選の「マールとおばあちゃん」(ブロンズ新社)をはじめ、響き館目線で選んだ絵本のセレクション。深まる秋の季節に、温かい珈琲、紅茶を飲みながら、自分への、あるいは大切な方へのプレゼントにゆっくりと絵本を選んでいただければ幸いです。皆様のお越しをお待ちしております。

今月発行のフリーペーパー「ことり会だより vol.5」の中の、「京都の個性的な書店特集」の中で、響き館を紹介してくださいました。フリーペーパーと言っても、よく街で見かけるフリーペーパーとはまったく異なり、心のこもった文章と、温もりたっぷりの手描きイラスト、そして一冊ずつ本の形に手折りされた、作り手の愛情に溢れた小さな冊子です。「ことり会」を主催するのは、ライターの小春さんと椿屋さん、そしてイラストレーターの辻ヒロミさん--京都を愛するフリーランスの女性三人組です。

 

ことり会について、詳しくはHPをご覧ください。 http://kotorikai.com/

 

「ことり会だより vol.5」は、響き館店頭にも設置させていただいております。是非手にとってご覧ください。

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2024.04.30 Tuesday