お知らせ(3.12 更新! NEW!)

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12月15日(土)、今年を締めくくるのに相応しい朗読会を開催することになりました。2014年以来、朗読家の馬場精子さんをお迎えしてお届けしてきた「朗読と音楽で綴る~文学と絵本散歩~」。6回目となる今回は、開催中の企画展「M.B.ゴフスタイン~人と仕事~」に合わせ、ゴフスタインが残した珠玉の絵本「ゴールディーのお人形」と「おばあちゃんのはこぶね」をお届けします。

 

 「ゴールディーのお人形」は小さな手作りの木の人形を、一生懸命彫り続ける職人の女の子ゴールディーが、孤独や悲しみを抱えつつも、ある素晴らしい出会いを通して、自分の仕事のかけがいのない意味と幸せを見出していく物語。「自分が信じるすばらしい何かのために黙々と働く人の美しさと尊さ」(ゴフスタイン)を描いた代表作です。また「おばあちゃんのはこぶね」では、90年前、幼い頃に父が作ってくれたノアの方舟を通して、おばあちゃんの人生が温かく描き出されます。作者自身の人となりや生涯とも重なるようなこの絵本は、人生の一コマ一コマの輝きを映し出し、まさに年を重ねた大人が、自分のためにずっと大切にしたい一冊です。

 

 シンプルな絵と言葉で、大人の心の琴線に触れる絵本を残したゴフスタイン。響き館としても開館以来ずっと大切にしてきた作品を取り上げる、満を持してのプログラムです。言葉と絵と音楽の美しいコラボレーションで味わう「芸術としての朗読」---温かく、豊かで贅沢なひとときを、どうぞご堪能ください。

 

  尚、公演後恒例のティータイムでは、美味しいロンネフェルト紅茶を味わいながら、ゴフスタインの絵本はもちろん、同時開催の企画展示「冬に味わう美しい絵本」をゆっくりお楽しみいただけます。皆様のご参加を楽しみにお待ちいたしております。

 

※ご予約は、12月1日(土)正午~先着順で受け付けます。ご予約方法など、詳細は「イベント」ページをご覧ください。

 

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