お知らせ(5.20 更新!)

2013-07-01 17:26:00

昨日、響き館では6回目となる朗読コンサート「絵本とジャズの調べ」が開催されました。出演は、ジャズボーカリストの樋口みづほさんと、ジャズピアニストの佐藤由行さん。お二人の共演は、2011年春の開館一周年記念コンサートから毎年続き、今回が三度目となりました。今回は「詩情溢れる絵本のひととき」というサブタイトルにあるように、一際叙情性あふれる作品にスポットを当てました。戦争、貧困、環境、虐待など、今の世界が抱える問題に、子供の目から向けられる鋭い問いかけ、また失ってしまった大切な人を想い続ける幸せ、絵画の表現方法も、テーマも全く異なる作品でしたが、どちらも一つ一つの言葉や場面が、本当に印象的で、大人の心に深く響くものばかりでした。お客様のご感想の中には、最近大切な人を亡くし、作品にとても共感し、心癒されたというものもありました。樋口さんと佐藤さんが、ジャズを通して描く作品の世界は、そうした絵本の世界のイメージを更に豊かにふくらませてくれるものでした。特に、前半の佐藤さんの奏でる深遠な即興ピアノの世界はまさに内容にぴったりでしたし、後半は、樋口さんの豊かな声に支えられた朗読とボーカルはもちろん、よく練られた選曲と構成、また今回は佐藤さんのオリジナルナンバーも作品を効果的に盛り立てて、一際切なくロマンティックな、まるで新たな作品の世界と言ってもよい完成度でした。また公演後のティータイムでは、お二人にぴったりのテーマでもある、開催中の企画展「音を奏でる絵本」の作品をゆったりお楽しみいただきました。今回の公演の成功に向け、何度もリハーサルを重ねプログラムを練り直してくださった樋口さんと佐藤さん、ご助言とご支援をいただいたジャズボーカリストの浦千鶴子先生、そしていつも作品に真剣に耳を傾け、会場を温かい空気で満たしてくださったご来場の皆様、本当に有難うございました。