お知らせ(4.5 更新! NEW!)

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今月発売の、「月刊京都5月号」の特集「京の気になる本屋さんへ行こう」の中で、響き館を紹介してくださいました。読書離れが進んでいると言われる昨今でも、京都では新しい書店が出来たり、本に関するユニークな動きが見られたり--とても元気な街と言えます。特集では、京都在住の作家さんのインタビューや、書店や出版の未来を探る提言などもあり、とても興味深い内容となっています。響き館は、一般的には「絵本カフェ」に分類されると思いますが、気持ちの中では、ずっと「絵本屋さん」「絵本美術館」の気持ちで6年間続けてまいりました。お客様が、手にとられた絵本に何かを感じとり、心に残る一冊になってくれれば、これほど嬉しいことはありません。

 

尚、「月刊京都」は、何と創刊65年以上も続いている、京都の情報誌。関西だけでなく、全国の京都を愛する方々に、長く読み継がれてきたそうです。今回も、とても丁寧で心のこもった取材をしてくださいました。ご関心のある方は、是非手にとっていただければ幸いです。

 

 

 

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京都は既に桜も開花、いよいよ春の到来です。この4月で開館6周年を迎える響き館は、4月2日(土)より、これからの季節にぴったりの特別展を開催します。

 

絵本「幸せのきっぷ-Kiss & Goodbye-」は、台湾のベストセラー絵本作家ジミー<幾米>が描いた最新作。昨年新潟県でおこなわれた「大地の芸術祭2015」にアーティストとして参加した作者が、JR飯山線アートプロジェクトの一つとして生み出した作品です。両親を亡くした少年が、列車の旅をする中で、線路を走る音を聞きながら、長い間忘れていたことをゆっくりと思いだしていきます。まるで、過去の美しい記憶が、まばゆく輝くトンネルの出口で待っていたかのように――。越後の里山の美しい四季を織り込みながら彩り豊かに描く、癒しと再生の物語には、環境や人間、生命といった、ジミーの全作品を貫くテーマが織り込まれています。

 

本特別展では、ジミーの絵本世界を鮮やかに再現した特製パネル展示を始め、ジミー氏自ら監修・制作した映像・音楽に、響き館が新たに朗読を加えて編集したミニムービー(朗読/福山ひでみ)を上映いたします。展示絵本には、現在入手の難しい作品も含めたジミーの多くの絵本を中心に、「春×旅」にちなんだおすすめの絵本をラインナップ。販売用絵本にも注目の新刊が入荷しております。

  

穏やかな季節、絵本に囲まれた幸せなひとときを、どうぞ響き館でお過ごしください。皆様のお越しをお待ちしております。

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今月11日発売の「大人が読みたい絵本500」(三栄書房)の中で、響き館が紹介されています。同書のPART3「絵本と出会える大人の空間」の特集で、見開き2ページにわたる美しい写真と文章で、素敵な記事にしてくださいました。「大人にこそ絵本を」ということが言われるようになって久しいですが、今回の書籍は、「大人が読む」ということを前面に打ち出した、とても本格的で読み応えのある一冊になっています。その時の気持ちに合わせて読みたい絵本特集の他、各出版社が「大人におすすめ」ということで選んだとっておきのラインナップなど、ユニークなセレクションも多く、タイトルにあるように、紹介されている絵本の数は500冊にものぼります。かなり絵本を読み込まれている方も、これから改めて絵本を読み始めようと思われている方も、是非手に取っていただければと思います。

 

 

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暖冬から一転、厳しい寒さで、なかなか出かけづらい気候が続いていましたが、今週末は、何と4月並みの暖かさが予想されています。そこで響き館では、「小春日和に絵本フェア」と題して、秋に続き、お得なブックフェアを開催することにしました。春めいた陽気に誘われ、絵本に囲まれた空間で、心も身体もポカポカに。皆様のお越しをお待ちしております。

 

期間:2月11日(木・祝)~14日(日)の4日間 

12日(金)は14時オープン、15日(月)は臨時休館となりますので、ご注意ください。)

 

フェア特典:

デザートをご注文のお客様で、さらに絵本をご購入の方----

入館料(1ドリンク代) 通常650円→ 半額近くの 350円!

 

※絵本は館内在庫のあるものに限り、絵本便、取り寄せは除きます。

※その他の割引きサービス(リピーター割引き、学割など)との併用はできません。

 

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いよいよ新しい年がスタートしました。2016年最初の企画展が1月9日(土)よりスタートいたします。テーマは、「自然と創造の泉」。本展では、芸術を生み出す力、物づくりや創作にかける想い、そして多くの芸術家がそこからインスピレーションを得たであろう「自然」の力…そんな創造の原点とも言えるパワーが溢れ出るのを感じることのでる絵本を集めてみました。

  

企画展おすすめの絵本は、19世紀の詩人、エミリー・ディキンスンにちなんだ作品を2冊。「アメリカ文学史上の奇跡」と讃えられるディキンスンは、後半生の20年以上もの間、自宅とその敷地から外へ出ることなく、独り詩を書き続け、生前その作品は世に知られることはありませんでした。「まぶしい庭へ」(表紙画像・右)は、そのディキンスンの詩に、あのターシャ・テューダーが絵を添えた、珠玉の詩画集。また絵本「エミリー」(表紙画像・下)は、ディキンスンの創作の秘密を、1人の少女との心温まる出会いを通して描いた物語で、バーバラ・クーニーの繊細で美しい絵が、その魅力を更に際立たせています。

 

新しい年の始まりに、絵本を通して「創造や自然」の原点に触れてみる。・・・それはきっとまた何か新しいことを始めたくなる…そんな大切なひとときになるに違いありません。皆様のお越しをお待ちしております。

 

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「まぶしい庭へ」(エミリー・ディキンスン/詩 ターシャ・テューダー/絵  KADOKAWA 2014)

 「エミリー」(マイケル・ビダード/文  バーバラ・クーニー/絵  ほるぷ出版 1993)

※各1620円。いずれも館内にて販売いたします。

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2024.04.18 Thursday