開催中の企画展

太陽と海の季節に味わう絵本 

 

 

 いよいよ梅雨明けも間近、夏はすぐそこです。この夏、響き館では「太陽」と「海」をキーワードに、この季節に是非味わってほしい絵本を特集します。降り注ぐ陽の光、きらめく海、抜けるような青空と白い雲、あらゆる生命が輝く季節--厳選された国内外の絵本を通して、そんな「夏」を胸いっぱいに感じ取っていただけたらと思います。 

 

 

 企画展おすすめの一冊「にいさん」(いせひでこ/作 偕成社)は、画家ゴッホと、不遇だった彼を生涯慕い支え続けた弟テオの物語。全編テオの語りで綴られる物語からは、兄ヴィンセントへの深い愛情と想いが溢れ出します。同じ「絵描き」としてゴッホを尊敬し、1990年以来その足跡をたどる旅を続けてきたいせひでこ氏による、心を揺さぶる言葉と、見事な色彩と筆致が目に焼き付くような絵画。長い旅と思索の果てに辿り着いた、まさに渾身の一冊ともいえる傑作絵本です。

 

 

 うだるような暑さが厳しい季節ですが、絵本の中の素晴らしい絵とことばのコラボレーションに、心地よい「夏」を感じていただければと思います。

 

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「にいさん」 (いせひでこ/作 偕成社 2008   1620円(税込)。館内にて展示・販売しております。