開催中の企画展

「いま」を感じる絵本 ~対話する絵とことば~ 

 

暖かな日差しに春の兆しを感じるこの頃、桜の開花や、木々の芽吹きの季節ももうすぐそこです。新しいスタートを感じる季節にふさわしく、響き館では「「いま」を感じる絵本」と題した企画展を開催します。「いま」ここに生きる喜び、幸せ、感謝、そして「生命」や「春」の恵みを感じられる絵本を特集します。またサブテーマとなる「対話する絵とことば」では、詩の絵本を中心に、絵本ならではの、言葉と絵の溶け合うような美しいコラボレーションにスポットを当てます。

 

企画展おすすめの一冊「生きる」(谷川俊太郎/詩 岡本よしろう/絵 福音館書店)は、長く読み継がれる谷川俊太郎さんの名詩「生きる」が初めて絵本化されたことで話題となった一冊。抽象的な詩に絵をのせていく作業は概してとても難しいものですが、岡本よしろうさんの絵は、時に文から大胆に離れながら、幼い姉弟のある夏の一日を中心に、敢えて私達が誰でも経験するような日常のドラマを描くことで、むしろこの詩の「本質」を見事に伝えてくれます。

 

春の陽気に心ときめく季節--絵本の中の素晴らしい絵とことばのコラボレーションに、それぞれの「いま」を感じていただければと思います。

 

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「生きる」 (谷川俊太郎/詩 岡本よしろう/絵 福音館書店 2017)  1404円(税込)。館内にて展示・販売しております。